天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

視察 剣山・祖谷(7)

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剣山に登頂したのが8月14日だったのですが、美しい青空に似つかわしくない

汚らわしいケムトレイルが何本も出ていました。

その2日前には京都の上空を見上げ

「今日もケムトレイルがよう出とる・・・」

と思っていたのです。

近いうちに何か地震などの気象の変動が起こるかもしれないと思いました。

その約10日後の23-24日には、四国→兵庫・大阪→京都→日本海と

台風が縦断し、大雨を降らせて行きました。

しかし前回の台風の方が風・雨共にものすごく、

今回は身の危険を感じる程ではありませんでしたが、台風の進路を見ると、

まさに剣山を直撃するようなコースを辿っていきました。

さて、楽しみにしていた祖谷渓谷を観光タクシーに乗って突っ切る計画でしたが、

あいにくの雨になってしまいました。しかしタクシーの運転手さんは、

「雨が降って霧が出ているとまた幻想的でいいものです。」

と言っておられました。

日本のチベットと誰かが称していたように、まさに断崖絶壁の息を飲む絶景でした。

探検家のイリオンが旅した、チベットのヤルツァンポ渓谷とダブらせながら

人の来訪を拒むようなこの渓谷の自然美を楽しみました。

高野山を南に下降していく龍神スカイラインという道があるのですが、

そこを友人達とドライブした時も、遠くの山並みに龍がゆったりと泳ぐ姿が

目に浮かぶようで、昔話の一シーンのようで、世間から隔絶された景色に

「何という場所なのだ!」と思ったのですが、

祖谷渓谷の方も山肌が屏風のように切り立っていて、すぐ目の前に迫っているのです。

こちらも龍神スカイラインの景色に匹敵すると思いました。

車道から谷底までの落差が200メートルあるとのことでしたが、

そのようなV字谷がひたすら続いて行くのです。

ミシュランもこれに目を付けており、グリーンガイドの格付けに乗せているそうです。

今車が走っているこの道を、きっと平家の武将達も通ったのだろう、

彼らはどんな気持ちでこの地に落ち延びて来たのだろう、と思いました。

タクシーが谷底へ滑落することもなく、無事に阿波池田駅に到着しました。

祖谷のことはあまりよく知らずに訪問したのですが、例のアメリカ人が住みついて

調べていたほどに、この地にはまだまだ秘密が眠っているようです。

茅葺の宿のオーナーが言っておられたのですが、前まではこの地方で祇園祭りを

していたのだそうです。平家の落人達が京都を懐かしんでそうしていたのか、

他に意味があってそうしていたのでしょうか。

祖谷には不思議な民謡が伝わっているのだそうです。

これを読んだら三種の神器をどこかに隠したという話も、

あながち嘘じゃないかもと思えてきます。

これらの宝が表に出て来る時、日本に何かが起こるのでしょうか。

【祖谷の民謡】

九里きて、九里行って、九里戻る。

朝日輝き、夕日が照らす。

ない椿の根に照らす。

祖谷の谷から何がきた。

恵比寿大黒、積みや降ろした。

伊勢の御宝、積みや降ろした。

三つの宝は、庭にある。

祖谷の空から、御龍車が三つ降る。

先なる車に、何積んだ。

恵比寿大黒、積みや降ろした、積みや降ろした。

祖谷の空から、御龍車が三つ降る。

中なる車に、何積んだ。

伊勢の宝も、積みや降ろした、積みや降ろした。

祖谷の空から、御龍車が三つ降る。

後なる車に、何積んだ。

諸国の宝を、積みや降ろした、積みや降ろした。

三つの宝をおし合わせ、こなたの庭へ積みや降ろした、積みや降ろした。

(おわり)