天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

証し「主は、生きておられる」

「主は、生きておられる」(22)

妻について 私は彼女と結婚して十年以上になりますが、彼女と一緒に生活してみて、なんと素晴らしい女性だろうかと驚いています。こんな清らかな女性は世界に二人といないと思いました。妻をよく知っておられる人は、私が無理をして賛辞の言葉を言っているの…

「主は、生きておられる」(21)

山が動いた祈り(2) だいたい聖書に書いてあることが、そもそも大袈裟なのです。イエスが水の上を歩いたとか、五つのパンと二匹の魚で五千人が満腹したとか、そんなことを信じていない自分が、山を移すことだけを自分の都合で信じようとした愚かさにあきれ…

「主は、生きておられる」(20)

山が動いた祈り(1) 神学校が夏休みに入ったある日、私は久し振りに神戸療養所を訪ねてみようと思いました。(中略)私がそこを訪ねようとした理由は、私が一年間神さまと親しく交わった山の中の祈り場で、その日を過ごそうと思っていたからです。私はその…

「主は、生きておられる」(19)

病院伝道(2) しかし彼の口から弱々しい声で、「先生、ご相談したいことがあるんです・・・」という思いがけない言葉が飛び出しました。彼は私を先生と敬語で読んでくれたのです。彼が私にそんな敬称を使ってくれたのは初めてでした。 今まで私は彼から数…

「主は、生きておられる」(18)

病院伝道(1) (注:伝道団体のやり方を無視した方法で伝道を始めたことで、団体から奉仕の場を干され、反旗をひるがえして無断で病院の開拓伝道をすることにした) 最初に集会を持った病室にはY兄のほか、三十年の入院記録を更新しているKさんというボス…

「主は、生きておられる」(17)

H病院での証し(4)私はその時は人々の顔を見ないようにしていたのですが、私が祈り始めた時に私の目の前で椅子から転げ倒れた人なのでよく覚えております。年齢は三十過ぎの弱々しい身体をした人でした。そのHさんが私を面会室に案内して行き、そこで私に身…

「主は、生きておられる」(16)

H病院での証し(3)その時です!静かな室内に突然ゴーッという凄い音がしたかと思うと、私の目の前の席に座っていた一人の婦人が、急に床の上に倒れ落ちてひれ伏し、泣きながら何かを叫び出したのです。私はびっくりして、祈りながら目を開けて見ました。す…

「主は、生きておられる」(15)

H病院での証し(2) 私の証しは私にとっても、それが神さまのご栄光になるのか、ならないのか、判別がつかないような状態でした。 その語りたくない証しを私にさせるために、主はわざわざ私を起こしてくださったのです。だから私は、「主よ!それは駄目です…

「主は、生きておられる」(14)

H病院での証し(1) 伝道団体(注:その後関西聖書学院に奇跡的に入学が決定した。)での、もう一つ私が忘れることのできない想い出の証しは、京都のH病院での出来事です。 支部での私の仕事は相変わらず病院のトラクト配布でしたが、そのほかの時は聖書を…

「主は、生きておられる」(13)

証人への召命(4) 「神さま!なぜあなたは、一度ならず二度までも私を欺かれたのですか!なぜなんですか!何度も言いますがこれは私の願望から出たことではなく、あなたから出たことなんです!私はもう我慢することができません。あなたが信じられないので…

「主は、生きておられる」(12)

証人への召命(3) しかし神さまのその御声は、私の心を捕らえて離さないのです。私はその執拗さに腹が立ちました。これは神さまの御声ではなく、神さまと私の親密な交わりを妬んで妨害するサタンの声だと思いました。そして、「神さま、このサタンの声から…

「主は、生きておられる」(11)

証人への召命(2) 私はその大失敗の実例を根拠に、神さまに訴えたのです。しかし私がその声を拒絶すればするほど、山の祈り場での神さまとの私の交わりは恵まれなくなり、冷たくなりました。私の魂は塩をかけられた青菜のようになり、神さまを喜ぶ感覚は失…

「主は、生きておられる」(10)

証人への召命(1) ある日、いつものように私は、山の祈り場に行って神さまと交わりを持っていました。その時、私の心にささやく神さまの御声をきくことができました。「あなたは、わたしの証し人にならなければならない。」 私は「おやっ?」と思いました…

「主は、生きておられる」(9)

山の祈り場(2) 救われる前、私は聖書を七か月夢中になって読み続けましたが、その時そういう読み方はできませんでした。頭の中の雑音が多すぎて駄目でした。そのことを聖書的に表現すると、私は「パンのみによって生きた者」だったからです。私の死んでい…

「主は、生きておられる」(8)

山の祈り場(1) (略)主に病気が癒やされたからといって、いきなり健康人の体力が与えられたわけではありません。私はその後十年間は、極貧生活の連続だったので、肉体は痩せて弱く、疲れやすい身体でした。しかし魂はいつも熱く、主の霊に燃やされ、すこ…

「主は、生きておられる」(7)

私は驚きました。光の中に帰っているのです。そして私は自分の内側を見ました。私を苦しめ続けたあの罪の重荷がことごとく消え去っていたのです。神の子イエス・キリストの十字架の血潮が私のすべての罪をきよめてくださっていたのです。そして罪赦された私…

「主は、生きておられる」(6)

私は胸に置いた聖書を握りしめて、弱り果てた心の中で神さまに祈りました。「神さま。私はあなたに祈ったことがありません。祈り方が分からないのです。しかし、あなたのみことばどおりに私の罪を一つずつ告白しますから、どうか私の罪を赦してください・・…

「主は、生きておられる」(5)

体力が回復したものの、私の病状は依然として入院当初と同じであり、投薬も効き目がありませんでした。ある日、主治医が私の所にまた相談を持ちかけてきました。それは胸郭手術をしてみてはどうかという話でした。(中略) その手術をすれば結核は完治するの…

「主は、生きておられる」(4)

しかし、そうは思ったものの、彼の聖書がどうも気に掛かってなりません。 そこで彼が本当のクリスチャンかどうかを確かめることにしました。 「Wさん。そこに置いてあるのは聖書でしょう。 聖書にはどんなことが書いてあるの?」 と問いました。 すると彼は…

「主は、生きておられる」(3)

私は17歳の時から悪の世界で生き抜くために、自分の頭脳を磨くことに専念して来ました。頭がよく切れる人間だけが生き残れると信じてきた人間です。私の悪行のすべてが、この頭脳を働かすことによって計画され実行されてきたのです。しかし、天から注がれ…

「主は、生きておられる」(2)

「死の綱が私を取り巻き、よみの恐怖が私を襲い、私は苦しみと悲しみの中にあった。そのとき、私は主の御名を呼び求めた。主よ。どうか私のいのちを助け出してください。」(詩編116:3~4) それはこの世における恐怖感ではなく、死後の世界に私を待ち…

「主は、生きておられる」(1)

だいたい今日の仕事が済んで、YOU TUBEで「雨を降り注ぎ」という聖歌を聞いていました。それからベッドに寝転がり、聖書のページを繰りながら、「雨を降り注ぎ」を口笛で吹き始めました。 腹ばいになりエビぞりの状態になると、口笛の音がよく鳴り響くこと…