天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

視察 剣山・祖谷(4)

イメージ 1

宿のご主人に、下山するコースはこの行場コースが面白いよ、

とアドバイスされたので、そちらの道を下っていくことにしました。

剣山は初心者でも大丈夫な山との思い込みがあったので、行場と聞いても

どうせ大したことないだろうと思っていました。

するとなんのなんの、急なガレ沢を下って行くのは結構大変で、

手すりのない所を踏み外せば、どこまでも滑落して行く怖さを感じました。

誰だ、スニーカーでも行けると言ったのは・・・

ちなみに「不動の岩屋」という行場のポイントとなる場所で、

可愛らしい顔の若い女性に道を聞かれて答えていました。

そこは「おくさり」という鎖が掛けられていて、行者が修行した場所です。

ついでにその岩場で写真を撮ったら、オレンジ色のオーブ?のようなものが

その女性の頭の斜め上に写りました。

アレ?光の映り込みかホコリに反射したのかと思い、

何枚か撮り直してみましたが、それ以降は現れませんでした。

後でPCに取り込み拡大してみたら、7角形をしていて核のようなものがありました。

また黒い点が2つあり、プラナリアみたいに両目が離れ、

かわいらしい顔に見えなくもありませんでした。

これは修行中、滑落して亡くなった人の霊なのかと思いました。

人生は生きているだけで修行なのだから、

あえて危険な場所で修行しない方がいいよ、と思いました。

普段使わない筋肉を使って岩の間を縫って降りていったので、

途中から膝がワラワラと笑いだして、思わず踏み外しそうになるのをこらえました。

「えらい所を紹介されてしまったな」

と思いながら、何とか叔母と私はその行場から脱することができました。

下山した後は観光タクシーに乗り換え、祖谷(いや)に向かいました。

現地ではこの地方は平家の落人伝説で盛り上がっている場所でした。

86代目の安徳天皇は、実は平家と源氏の戦いで壇ノ浦で入水して亡くなったのではなく、

30余名の従者と共にはるばるこの谷まで落ち延びてきて、

平家の再興を願い潜伏していたという伝説です。

伝説と言っても、状況証拠や言い伝えが各地にしっかりと残されていて、

ここに彼らがいたということは確かなことなのでしょう。

ですが、この地方も古代イスラエル人と関係があるのかないのか、というのが

自分のテーマだったので、正直落人伝説にはほとんど興味がありませんでした。

栗枝渡(くりしと)八幡神社という、日ユ同祖論の間では発音がキリストに似ていると

話題となっている神社に向かいました。

この神社は病気のために、9歳で亡くなったとも、17歳、22歳で亡くなったとも言われる

安徳天皇を火葬にした場所に建てられていて、鳥居や狛犬がありませんでした。

お祭りの時には、村の人は背中に16菊家紋のついた法被を着て祝うのだそうです。

「ここが安徳天皇の火葬場です。」

とタクシーの運転手の方が指さしました。

天皇の火葬場だとしたら、ずいぶん粗末な扱いだな、と思いました。

また、そこには立入らないようにと注意されました。

入るとお腹が痛くなるのだそうです。

また雪が降った日でも、この場所にだけは積もらないという言い伝えがあるようです。

しかし寂れた神社からは神々しいものは何も感じず、ただわびしさだけを感じました。

安徳天皇陵について
http://www5f.biglobe.ne.jp/syake-assi/newpage1191.html

日ユ同祖論的にこじつけて言えば、祖谷という地名は祖先の谷ということで、

ペルシャ系(北イスラエルの捕囚地)の流れを汲む平家の人々は、

ここが古代イスラエル人がもともと入植していた場所だと知っており、

そのような名を付けたのでしょう。

火葬場が温かいのは、ここが古代の祭祀場であり、

神祀りをしていた場所だったため、今でもそのパワーが残っているからなのでしょう。

そのことを知って平家の落人達は、先祖の神の元に帰ることができるよう、

安徳天皇を荼毘に付したのでしょう。(以上空想)

信長や秀吉などの戦国武将は八幡神社の神を、武神として崇め奉ったという

歴史がありますが、やはりこの神社も八幡です。

村営の博物館の展示も見たのですが、空海がこの地を訪れて書いたという

八幡大菩薩」という掛け軸の八幡の八という字は、二匹の鳩となっていて、

八幡がキリスト教との絡みがあると言われれば、そうかもしれないと思ってしまいます。

そもそも8と言う字は縁起がよいとされていて、関西地方ではヤクザを中心に好まれています(?)

「ヤー」という音はヘブライ語で神を表す、というのは皆さんもうご存知ですよね。

安徳天皇と平家一門が信じていた神とは一体・・・

今日は茅葺の宿を民宿としている所に泊まる予定で、日没前にそちらに向かいました。

タクシーがその宿の駐車スペースに止まった瞬間、「アッ!」と思いました。

(写真は宿の対岸にある落合集落と山並み)

(つづく)