タイトルを炎じゃなくて「おばちゃんの黒いケムリ」とした方が
いいような展開になってきましたが・・・
おばちゃんは一見そうは見えないが熱い人で、
なんでもかんでも全力投球でやり遂げます。
幸魂(さきみたま)、和魂(にぎみたま)、荒魂(あらみたま)、
奇魂(くしみたま)って言葉ありますよね。
おばちゃんはこの荒魂が突出した人だと思います。
周囲のいろんなものを、バキバキとなぎ倒して行くタイプです。
神様は「冷たいか熱いかどちらかであれ」と言われましたが、
自分は冷めきったタイプなので、何かする時、暑苦しい位の人と
やると意外と相性がいいみたいです。
はみ出た相手のエネルギーをうまく自分に取り込んで、
自分のエネルギー不足を補うことができるのがその理由かもしれません。
何でもかんでもさらっと適当にやりたい自分の近くにこのような人がいると、
自分のいい加減さがクローズアップされて、「もっとちゃんとやらないと」
といういい面が刺激されるのです。
なので、このおばちゃんともうまく歯車がかみ合えば、
スムーズに回転していくだろうという見通しがありました。
私の職場は障害を持った方と共に仕事をする場所なのですが、
おおよそこのおばちゃんのような障害者とは無縁のような
キャラクターの人が、このような職場にいるという巡り合わせは
とても不思議だと思いました。
誰の人生にも、自分の願いと神様の采配があって、今のその人の
人生を形づくっているからです。
思いのままに(?)生きているおばちゃんは、もちろん
障害のある人達からも、非常に恐れられていました。
しかしこのおばちゃんの上には、かなり手ごわい相手が控えていました。
(つづく)