天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

明治天皇の歌(1)

皆さんにも明治天皇の素晴らしい歌を知ってほしくて、

昨日ざっと調べていいなと思ったものをご紹介します。

これらを読んでますます明治天皇に王の中の王の風格を感じました。

1.
わがこころ およばぬ国のはてまでも
よるひる神は まもりますらむ

2.
照るにつけ くもるにつけて思ふかな
わが民草の うへはいかにと

3.
ともし日の たかき処にみゆるかな
かの山辺にも 人は住むらむ

4.
さまざまの 虫のこゑにもしられけり
いきとしいける ものの思いは

5.
ひとりして 静かにきけば聞くままに
しげくなりゆく虫の声かな

6.
とこしへに 民やすかれといのるなる
わがよをまもれ 伊勢のおほかみ

7.
暁の ねざめしづかに思ふかな
わがまつりごと いかがあらむと


7.は不謹慎ですが、これなんかはその姿を想像していると、

何だかかわいらしく思えてきます。

民のためを思う一生懸命な姿が健気です。

3.は何のこと言っているか分かります?

巡行の際、暮れかかる山並みを遠くから見て、

「ん?あれは何だ?民家の明かりか?こんな所にも人が住んでいるのか?」

と虫けらのような存在の人にも、温かい眼差しを注ぐ明治天皇の姿があります。

これに似た歌を3、4つ歌っていて、このテーマで何度も歌う所がかわいらしいです(失礼)。

5.の虫の歌も面白いです。

これを謹厳な明治天皇が歌うからこそ、面白さが際立つのです。

耳を凝らしているうちに、静かに眠るはずがだんだん躍起になってきて

目がらんらんとしている姿が思い浮かびます。

あかん眠い・・・