8.
目に見えぬ神にむかひてはぢざるは
人の心のまことなりけり
9.
ちはやふる神のまもりによりてこそ
わが葦原の国は安かれ
10.
天つ神定めたまひし国なれば
わがくにながら とふとかりけり
11.
民は我が身の生みし子なれば
「わが」と言いきっている所に、責任感と自信を感じます。格好いいです。
そんなこと言って許されるのも明治天皇だからです。
これは聖書に出てくる神と一致するもので、その信仰をもって初めて
明治天皇の作られた歌を本当に理解することができるのだそうです。
なので明治天皇の歌の解説で、「神」のことを「神々」としているのは大間違いです。
でも別に聖書信仰がなくても、歌の真意を心で感じることはできますよね。
9.「ちはやふる」という言葉カッコいいですよね。
高校の国語の先生から、枕詞には特に意味はないと教えられましたが、そんなことないですよね。
剣の刃がダラダラと血を流している様を表現したもの、という説を見たことがあります。
旧約聖書の神様も、まさにそんな荒ぶる神のイメージを帯びています。
そんな猛々しい神様に日本の国が守られていると思うと心強いですよね。
競技かるたの漫画「ちはやふる」が流行っているのも、何か神様の作戦のような気がします。
10.の「天つ神定めたまひし国」というのは、天皇家にとっては
昔から当たり前の事実だったのかもしれませんが、今のこの時代になって、
日本と古代イスラエルとの繋がりがあることがここまで公になって、
やっと一般人にも納得できる言葉となりました。
泣けます。