天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

明治天皇のこと(6)(天皇とフルベッキ)

イメージ 1

北野天満宮狛犬 その2)

明治天皇と目される大室寅之助を、幕末の志士達が取り囲んだ群像写真、

これは巷で「フルベッキ写真」と呼ばれているみたいです。

すごい写真だよなあ、と思って調べていたら、この写真を題材にした

「幕末 維新の暗号」(加治将一著)という本があるということが分かり、

早速読んでみました。

歴史小説家を登場させて、加治氏の考えを述べさせている仕立てなのですが、

自分の中でかなり持ちあがっていた明治天皇像が、これを読んで、

ザーッと一気に墜ちていきました(早!)

やはり人間を神様みたいに祀っちゃだめですね。

写真のもう一人の中心人物フルベッキ、この人ずばりフリーメーソンだったようです。

日本に来る「宣教師」という身分の人は、やはり怪しい人が多いのですね。

彼の墓が東京の青山墓地にありますが、メーソンが大好きなオベリスク型をしています。
http://meiji-ishin.com/Guido-Herman-Fridolin-Verbeck.html

ちなみにこの禍々しいオベリスク秦河勝に由緒のある、

大避神社の近くにも、でーんと立っています。
http://blogs.yahoo.co.jp/lostsheep019/38471564.html

きっとこれ、我々の計画が成ったぞという、マイルストーンなのでしょうね。

群像写真の中心にいるフルベッキですが、そういう視点を持って

彼の顔をじーっと眺めていると、何か思い詰めたような、

悲しげな表情をしているように感じてきました。

彼を取り巻く若い志士達。

日本の未来を担う若者達に、フルベッキは師として友として近づいて、

彼らの尊い情熱と命を、メーソンの計画の為に売り飛ばしたのでしょうか。

その罪悪感や葛藤が、写真の表情に表れている気がしてきました。

明治天皇が聖書の神様を信じていたといって、喜んでいたのですが、

フルベッキとの関係はただならぬものがあったようです。

坂本竜馬とやはりメーソンのグラバーの関係は、うっすらと知っていたのですが、

まさか明治天皇まで巻き込まれているとは知りませんでした。

というか、明治維新全体が彼らのシナリオによって進められていたのかも?

となると、明治天皇の現人神という神格化は、彼らの狙った所であって、

まんまと国民は騙されてしまったということなのか?

私の祖父も祖母も、「明治天皇は立派なお方だった」と言っていたらしいです。

明治天皇は10万首の和歌を作ったと伝えられていますが、

もしかしたらそれも誇張されていたのか?

ただ、何首から受ける印象は、神様への信仰を持つ人のそれだと感じるので、

陰謀に翻弄されながらも、明治天皇がどのように神様にすがりついていったのか、

今度は周りに作り上げられた、現人神の姿ではなく、人としての姿が気になりました。