天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

不思議なおじさん(1)

最近東京方面で、小人のおじさんを見た!という人が多数出没しているみたいですね。

関係ないけど。

今回は普通の人間の話です。

和歌山にいた時、公務員の仕事を一年だけやったんですが、その時に不思議なおじさんと出会いました。

外国人ともすぐ友達になれそうな、オープンな面白い人で、日本人離れしているような印象を受けました。

家族の話もよくしてくれ、自分と笑いのツボも一緒で、何となく気が合う人だなあと感じていました。

ある時、奥さんと喧嘩したという話をしていて、一言

「俺が悪いんだよね。」

とつぶやきました。

それを聞いた時、何て素敵な考えの持ち主なんだろう!と感心しました。

男性は自分の非を認めるのが苦手な生き物です(反論あればどうぞ)。

それが本心から出ている言葉だと分かったので、その心の柔軟性に驚きました。

そんなん当たり前よ!と思われる方はいらっしゃいますか?

ところで、私がいた部署はクレーム多発地帯で、皆ヒヤヒヤしながら仕事していた感がありました。

周りの男性職員には、よく分かっていない新米の女性の私を先に行かせて、自分は後ろで様子を見ているような、ずるい態度の人もいました。

私は女性を踏み台にするような男性は軽蔑してしまいます。

そして、そんな男性が今の日本には多いような気がするのですが…

しかし、このおじさんは違いました。

勇敢にも、俺がやるぞ!と自分が先に出ていくような人でした。そのことにも感心していました。

なんかこの人神様信じているっぽいなーと薄々感じてはいたのですが、あえて尋ねはしませんでした。

ある日、俺英文学やりたかったんだよね、と言ってきたので、へーえ、誰が好きなんですか?と聞いたら、キリスト教に関係ある作家の名前が上がりました。

そして、日本人の作品だったら道ありきとか塩狩峠とかかなあと。

来たー!と思い、実は私の名前はクリスチャンの作家から取られたんですよ、と言いました。

(つづく)