天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

洲本・沼島への旅(1)

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              (カウンターにいたおじさん)

 お盆休みを利用して、古代イスラエル人の足跡をたどる旅に出かけました。最初長野の諏訪地方の守屋山に登る予定だったのが、休みの前半台風に見舞われたので、急遽淡路の洲本(すもと)と沼島(ぬしま)に予定を変更しました。

 どこを回ればいいか等の、きちんとした準備もないまま現地に行ったので、結局これといった収穫もなく帰ってきましたが、それでも今回一番の収穫だと思ったのが、洲本のホテルのカウンターにいたおじさんに出くわしたことでした。

 写真では分かりにくいかもしれませんが、おじさんは見事なユダヤっ鼻をお持ちで、うつむき加減になると、より一層際立つのでした。また、この三角眉もユダヤ人の特徴だろう、と勝手に判断しました。おじさんにはブログに載せる許可を得ていないので、苦情が来たら写真は引っ込めようと思います。

 ここ洲本の菰江(こもえ)には、日ユ同祖論研究者の間では重要な場所となっている、古代イスラエルとのつながりを示唆する遺跡があります(ホテルニューアワジ別館の夢泉景(ゆめせんけ)の敷地内)。そこでは石棺の中から、それぞれ鹿とエフライム族の印が描かれた指輪も出土しています。今回ここに来るのを一番の目的としていました。この遺跡の詳細については他の人が沢山書いておられるので、ここでは省略します。

 例のごとく感動の薄い人間なので、本で見ていたこともあり、その遺跡自体にはほとんど心は動かされませんでしたが、自分にとってはむしろこのおじさんの顔こそが、DNAに刻まれたまぎれもない神のしるしのように思われました。

 このおじさん、先月亡くなった私の叔父にもどことなく似ていると思いました。叔父はこのおじさんのように顔が濃いのです。(もっと濃いかも・・・)毛むくじゃらで、叔父は子供だった私の顔を、自分の腕の毛むくじゃらの所に擦り付けて悲鳴を上げさせ、からかっていたほどでした。叔父と彼の長男は立派なユダヤ鼻をしており、なんか天皇陛下に似ているなあ(特に明治天皇に似ている!)と、子供ながら思っていたものでした。

 カウンターのおじさんはユダヤ人のように顔は濃いけど、性格は絵に描いたような典型的日本人でした。おじさんに会ってからというもの、それ以降ユダヤ顔の人を探していましたが、それらしき人は見ませんでした。

 次の日にお願いした観光タクシーのおじさんが、くりくりの髪の毛をしていたので、「ユダヤくせ毛?」と怪しみ一緒にいた叔母に「あれ天然パーマかなあ?」と耳打ちしましたが、「あれはパンチパーマだと思う。あれ位の年の人がよくする髪型だよ。」と返ってきました。一度怪しみ出すと思い込みが強くなり、何でもそのように見えてくるのです。

 男性も女性も小柄な人が多く、ホテルで朝食の準備をしていた男性はがに股で、これもヤコブが天使と格闘してもものつがいを外された故事の証拠かと思えてきます。そんな彼らが甲斐甲斐しく働く姿を見ていると、なんだかいとおしくなってくるのでした。

(つづく)