(漫画「DOUBLE CROSS」より)
(上官の言葉の続き)
「お前はこれまであらゆる指導を受けてきた。ノヴィス(訓練を受けていない者)として、ネオファイト(新しく任命された司祭)として。そしてまたコアジュター(補佐として働くこと)や聴罪司、司祭として仕えてきた。
だがお前はまだ、教皇に仕えるロヨラの軍隊において、指揮するのに必要なもの全てを与えてはいない。お前は上官が示す時には、歯車の一部として、また遂行者として必要な時に仕えなければならない。というのは、ここで聖別されていない者に、異端者の血を流すという仕事を命じることはできないからだ。“血を流すこと無しには誰も救われない”のだ。
それゆえ、その仕事に対し自分を燃え立たせ、己の救いを確かなものとせよ。さらにお前は、以前誓った団に対する従順の誓いに加え、教皇に対しても忠誠を誓うことになる。私の後に続いて繰り返しなさい・・・」
ジェイムス:「何てこった・・・こいつらはひどく危険な奴らだ!」
リベラ:「そうだ。」
ジェイムス:「なあティム、志願者が何と誓うのか聞いてみる価値があると思うぜ。それにはこう書いてある・・・」
リベラ:「そうだ。」
ジェイムス:「なあティム、志願者が何と誓うのか聞いてみる価値があると思うぜ。それにはこう書いてある・・・」
ジェイムス:「『私______は、ここに神の臨在のもとにおいて、また祝福された処女マリア、祝福された大天使ミカエル、バプテスマの聖ヨハネ、聖なる使徒達(聖ペテロ、聖パウロ)と全ての聖なる天の軍隊において・・・
相手がどのような年齢や性別、健康状態でも決して容赦しない。忌まわしき異教徒をつるし上げ、疲弊させ、茹で上げ、皮をはぎ、首を絞め、生きたまま地に埋める。女の腹と子宮を裂き、子どもの頭を壁に打ちつけて砕き、呪うべき者たちを永久に根絶する。
公然と行えないときは陰に隠れ、毒を持った杯を、短剣の刃を、絞殺のためのロープを、鉛の弾丸を使う。相手の地位や品格、権威にかかわりなく、彼らの状況がどのようなものであれ、公私にかかわらず実行する。私は常に教皇の、また聖なる修道会であるイエズス会の長の代理人の命じるままに動く。』」
リベラ:「これは全て全能の神の名、HMPHによってなされた・・・ローマカトリックのシステムは、クリスチャンのものとは絶対に言うことができない!聖書に照らしてみてもそうとは言えない。」
(注意:これ以降画面が非常に荒れており、文字が読みとれない箇所が多々ありました)
ここで当時の背景について少し説明しておこう。彼らは人の形を取った、宇宙の創造主と対面しているということを理解していなかった。
イエスが産まれる400年前、宗教的な知ったかぶりが一つに集まり、彼ら独自の考えをモーセの律法よりも先んじて押しつけ始めた。彼らの考えは全能の神から来ていると主張していたが、そのほとんどは、バビロニアの神秘主義から来る、オカルト的な資料から由来するものだった。時が経つにつれ、より多くの人間が作った教えがつけ加えられていった。
ユダヤ教の指導者達だけが、彼らは神の偉大な神秘を理解しているとのたまった。
これと似たようなことをどこかで聞いたことがないだろうか!
多くの人々は、神の人としてユダヤ教の司祭をほとんど崇めてさえもいた。
これと似たようなことをどこかで聞いたことがないだろうか!
多くの人々は、神の人としてユダヤ教の司祭をほとんど崇めてさえもいた。
彼は決して妥協されなかった!自分の評価や命の危険にも関わらず、真っ向から彼らを非難した。
宗教的なシステムは非常に富んでもいた。それは何もかも操っていた。彼らはローマ政府に対して非常な影響力を持っていた。
ユダヤ人はローマ人だけではなく、彼ら自身の宗教の指導者達によっても隷属状態にあった。イエスが大きな脅威になったのは、彼が真理を語り、彼らの邪悪な宗教的トリックを大衆に曝したからであった。彼らはイエスを黙らせなければならなかった。
(つづく)