天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

「ALBERTO」 イエズス会の内幕を暴露したアルベルト・リベラ(2)

次の日-------------------- 

アブラハム神父:
「アルベルト、お前は教会を信頼しなければならないぞ・・・私はお前に洗礼を施した司祭なのだ。
私を信じることができるな?まさかお前は葬式後に私に別れを告げるのではあるまいな、息子よ!」

リベラ:「・・・(僕はあなたの息子じゃない!)。」

リベラ:
(全て嘘だったんだ!・・・秘蹟は僕の母さんの助けにならなかった・・・教会は母さんが助けと安らぎを必要とした時に助けてくれなかった。)(アブラハム神父はきっと嘘つきだ。彼は“イエス(※)”とされているけど、イエスは助けてくれなかった・・・。僕は心が死んだような気分だ。もう何も信じないぞ。)

※聖職が授与されているという理由により、教会法と教義では司祭には2つの力が与えられている:罪を許すことと、ミサを行うことである。ローマカトリックの教えによると、これらにより、司祭をイエズスの地位に置くことになるのである。

葬式後-------------------- 

リベラ:(もしアブラハム神父が嘘をついていたとしたら・・・もしかしたら彼は自分がするべきことをしていなかったのかもしれない。ママ、もし僕が司祭になったら、その時はその答えを見つけて、真実が分かると思う。それこそが僕のすることだ。ああ神様、僕が必要としている人誰にでも、平安をもたらすことができる司祭になれますようお助け下さい。)

(ママ・・・ママのために僕は学校に戻ります。僕が司祭になった時、また会いに来るからね。そうしたら僕のことを誇りに思って、喜んでくれるよね。さようならママ、ママのことをとても愛しているよ。)

何年も経った後、1979年サンディエゴ-------------------- 

電話オペレーター:「グレンコ電信です。」
ソニー:「ティム・クラークをお願いできますか?」
オペレーター:「お待ち下さい。」

ティム:「もしもし、こちらティム・クラークだ。」
ソニー:「やあティム、こちらはソニーマンチェスターだ。」
ティム:「ソニー?おう、君の声が聞けるなんて!どこにいるんだ?」
ソニー:「俺はサンディエゴからかけている。ちょと問題があってね。ティム、力を貸してくれないか?」

ティム:「もちろんだ、ソニー。何だ?」
ソニー:「俺の友達が事故に遭ってね・・・それで何日か留まる所を必要としているんだ。」

ティム:「問題ないよ・・・俺の所には何日でもいてもらって構わない。」
ソニー:「ありがとう、ティム。俺は今日の夜シカゴに飛行機で戻らなくちゃならないんだ。ただ彼を独りにさせたくなくてね。」

ティム:「そいつはかなり特別な人なんだな・・・今夜18:30にお前の場所で落ち合おう。」
ソニー:「分かったよソニー・・・また会えるのを楽しみにしているよ。その友達の名前は?」
ティム:「彼の名前はアルベルト・リベラ博士だ。」

ソニー:「リベラ博士、この人はジェイムス・カーター、それとティム・クラークです。」
リベラ:「お会いできて光栄です。兄弟。」
ティム:「こちらこそ。」

ソニー:「俺はリベラ博士に自分の命を懸けて、お前達二人のことを信用していいと言っている。」
ティム:「俺達もお前に同じように感じているよ、ソニー!」

ソニー:「リベラ博士は司祭であり、講演者でもあり、俺が今まで聞いた中でも最も普通でない話をお持ちのお方だ。彼は聖書を信じている真のクリスチャンで、彼のことは信用していい。俺が保証する。」

ソニー:「私は空港へ戻らなくてはなりません、遅れるといけないから。リベラ博士、神が祝福して下さいますように。あなたが立ち向かっている戦いは知っています。私と私の家族はあなたのことを祈っています。」
リベラ:「あれこれして頂いたことに、とても感謝しています。」

リベラ:「ティム、私の車は修理に出しています。ここには火曜日より長く停まっていたくないのです。」
ティム:「ソニーはあなたが高速道路を運転して逃げてきたと話していましたが?」
リベラ:「その通り。」

ティム:「飲酒運転ですか、それとも気が触れたとか?」
リベラ:「いいえ違います!色んなことが次から次へと起こっているのです・・・。私がスペインから逃亡してきて以来。」

ソニー:「リベラ博士、あなたはスペインで何をしてきたのです?」
リベラ:「私はイエズス会の司祭で、伝統的なローマカトリック制度における司教なのです。」

ジェイムス:「おお・・・それは大変なことだ!」

ティム:「イエズス会の司祭は、カトリック教会の、全ての宗教的な階級のトップにいるんですよね?」

リベラ:「そうです。イエズス会は1541年、イグナティウス・デ・ロヨラという一人の男によって設立されました。プロテスタント運動の広がりを阻止するという目的からです。」

リベラ:「彼らは過去においてインテリゲンチャ(知識階級)であり、イエズス会の司祭は王達に助言し、政府をぐらつかせ、今でもそのようにしているのです。彼らはローマカトリックの大学の指導者達なのです。友よ、イエズス会士は人々が思っている以上に力を持っているのです。」

ティム:「それについてもっとお聞きしたいですね、リベラ博士。」
リベラ:「どうぞ私のことをアルベルトと呼んで下さい。」

ティム:「オーケー、アルベルト。イエズス会には何名いるのですか?」
リベラ:「10万2千人です(※司祭以外のイエズス会士も含む)。」

ティム:「ふーん・・・じゃあ彼らは全く教皇に忠誠を誓っているのだろう?」
リベラ:「いいえ!」

ジェイムス:「何だって?教皇が『ヴァチカン』を動かしているんじゃないのか?」

リベラ:「いいえ、実はヴァチカンを操っているもう一人の人間がいるのです。」

ジェイムス:「それは信じられないな・・・それは誰です?」

リベラ:「ヴァチカンではそれは常識になっているのです。その男はイエズス会の総長で、『黒い教皇』として知られています。」

ジェイムス:「それって黒人ということかな?」

リベラ:「違います、ジェイムス。彼は白人です。でも黒い服を身に着けています。彼がヴァチカンの本当の支配者なのです。」

リベラ:「皆さん、見えているものでその通りのものは何もありません・・・。ローマカトリックの制度は驚くことでいっぱいです。私が上に上るにつれて、もっと自分を混乱させるものに直面しました。多分それがイエズス会を含め、約88%の司祭職の人達が、心理的・精神的な治療を受ける原因になっているのでしょう。」

ジェイムス:「アルベルト、最初から説明してくれませんか?」
リベラ:「もちろん!」

(つづく)