天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

死の梅林ドライブ(2)

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余裕のない性格のゆえか、今までずっと自然の美しさを愛でるということが

ほとんどありませんでした。

(逆に大自然の中にたたずむと眩暈を起こしていた)

エス様は「毎秒毎秒、地上では神の奇跡が起きている。それが分からない者は哀れだ」

(「ユダヤキリスト教 封印のバチカン文書」より)と仰っていましたが、

神様から見れば自分も目しいのような人間なので、

御業の素晴らしさというのがいまいち実感できません。

ですが、最近写真を撮るようになったせいか、歳を取ったせいなのか、

少しづつ、自然って綺麗だなーと感じられるようになってきました。

やっと人間らしくなってきたということか。

家族や友人がこっちに来た時に、車で案内してあげようと目論んでいて、

レンタカーで運転の練習をするようにしているのですが、

今度は奈良の月ヶ瀬梅林という所に行ってきました。

前回のドライブで、梅林のある所は僻地にあるということが分かり、

懲りていたので、事前に下調べをしていたのですが、

今回も恐い思いをしてしまいました。

カーナビに頼りすぎると痛い目に遭いますよね。

もうすぐ到着という所で、間違った方に誘導されました。

(単に自分が間違ったという説もある)

それに気づかず、車を走らせていると、またもや道がどんどん狭くなってきて、

ついに山の入り口みたいな所に着いてしまいました。

「今度は岩神梅林の二の舞には絶対なるまい」

と賢明にも思い、入り口付近に車を止め、道の下見に行きました。

その日は運悪く、こちらにしては珍しく結構な雨降りでした。

梅林はどこだ?まだか?と思いつつ、狐でも出てきそうな薄暗い山道を歩いていると、

渓谷みたいになっているのが見えてきました。

誰もいない山の中で聞く、ざーーという水の音が恐さをそそります。

いつ引き返そうか、あとちょっとだけ歩いたら引き返そう、

もうすぐ梅林が見えてくるはずだ、と思いつつ、

結局山道を抜ける所まで歩いてしまいました。

こんなことやってたらいつか死ぬかもしれない。

「峠の山道を越えるとそこは梅林だった」

とはならず、茶畑と梅の木が所々にある集落が見えてきただけでした。

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田舎の風景を見るとほっとしますよね。

神様は人間に自然を管理するようにと言われましたが、

自然に人の手が入ることによって、秩序立った美しさが生まれると思います。

その時これは神様と人間のコラボレーションだな、と感じます。

でも神様に感謝の気持ちがないと、人間の我が儘だけで管理し始めると、

列島改造みたいな、ガチャガチャした乱雑さが生まれてくると思います。

今の日本の風景を見ていると、物を売ることと消費することしか頭にないのか!

と嫌になってきてしまいます。

話それてきた。

その時点で、やっと道を間違えたということを受け入れられました。

ここに来たぞという証拠写真を撮って、また薄暗い山道を引き返しました。

車に戻ってカーナビを見ると、やっぱり間違えてたようで、今度は正しい道に引き返しました。

この時点で午後も遅くなり、月ヶ瀬梅林はどうでもよくなっていたのですが、

せっかく和歌山から3時間かけてはるばる来たので、行ってみることにしました。

川の両岸に梅林が植えられ、満開を迎えていました。

雨のため山並みにもやがかかって、桃源郷的な雰囲気を醸していました。

でも想像していたよりも梅の木の本数が少なかったかな。

自分としては、あと3倍位は植わっていていいと思いましたが、

この楚々とした雰囲気がいいのかな。

そして顔をひきつらせ手に汗にぎりながら、高速道路で引き返して和歌山に戻りました。

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