天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

イエスの失われた17年(3) インド~ネパール~ヒマラヤへ

風邪で会社休んだのにブログなんて書いてていいんだろうか・・・

何故か心に急きたてるものがあるので、このシリーズを早く書き切ろうと思います。

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「聖イッサ伝」

第6章

1.白い祭司と王の臣下らは、シュードラに説かれたイッサの説教を知り、イッサを殺そうと考えた。殺そうとして、彼らは従者を差し向け、若い預言者を探させた。

2.だが、シュードラに危険を警告されたイッサは、夜にまぎれてジャガナート地方を去り、山に入って、仏教徒の国、唯一にして崇高なブラフマンを信じる人々の間に住むことにした。すなわち、かの偉大なブッダ・シャカムニ誕生の地である。

3.義の人イッサは、パーリ語を完全に習得した後、聖なる仏典の研究に専心した。

4.六年の後、聖なる教えを広めるため、ブッダが選んだ人イッサは聖典の完全な講述者になった。

5.その後彼は、ネパール、ヒマラヤ山地を離れ、ラージプータナの谷へ下り、さまざまな国の民に、人間の究極の完成について説きながら、西へ向かった。

6.イッサは説いた。隣人に善を行うことは、永遠の霊と速やかに一体となる確かな手段である、と。「その本来の純粋を取り戻した人は、最期の時に罪の赦しを得るでしょう。神の威光に目を合わせる資格を持つでしょう」

7.異教徒の土地を過ぎながら、真の神に仕える人イッサは、目に見える神々を崇めることは、自然の法に背くと説いた。

8.「なぜなら人間には」と彼は言った。「神の姿を見ることは許されていません。にもかかわらず人は、永遠なる神に似せて、多くの偽の神々を作りました。

9.「石や金属を使って、人が作った動物像や物体の下に、純一なる神の栄光を置くことは、人の良心にも背いています。

10.「永遠の法を与えるものは、ただ唯一の神のみです。この神を除いて他に神はありません。神はこの世を、だれとも分かちあうことはなく、その計画をだれに知らせることもありません。

11.「父が子を裁くのは慈悲の掟によります。神は人の死後、まさにそのように慈悲の掟に従って人を裁きます。煉獄でのように、霊魂が獣に転生するなどという恥ずかしめを、父が子に与えるはずはありません

12.「天の法は」とイッサの口を借りて創造の主は言った。「人を、彫像や動物の犠牲に捧げることを許しません。なぜなら天の主、私は、動物はもとより、地にあるすべてを人の下に置き、人に委ねたのだから。

13.「すべてのものは人に捧げられています。人は天の父に、直接親しく結びつけられています。それゆえ私は、私から子を盗もうとするものを、神の掟によって厳しく裁き、罰するでしょう。

14.「永遠の裁き主の前で、人は取るに足らない。人の前で動物が、取るに足りないものであるように。

15.「それゆえ私はあなたがたに告げます。偶像を捨てなさい。あなたがたの父から、あなたがたを切り離す儀式を行ってはいけません。偽りの司祭に近づいてはなりません。このものたちは天国に入ることを拒まれているのです。

16.「なぜなら真の神からあなたがたを遠ざけたのは、このものたちだから。このものたちの迷信があなたがたの魂を堕落させ、道徳感を失わせてしまったのです」

「イエスの失われた十七年」(エリザベス・クレア・プロフェット著/下野博訳)より

(続く)