天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

胎児と霊的な影響

ティーンエイジャーの頃、自分の生きている意味が分からなく、随分苦しみ転げ回りました。家庭の問題も大きく、魂がいつも暗がりの中におり、自分の存在が大きく揺らいでいるのが分かりました。

自分の出生時に問題があり、首に臍の緒をぐるぐる巻きつけて生まれてきたのですが、出産に立ち会った看護婦さんが、「よく生きていたわね」と驚いていたそうです。首に臍の緒を巻きつけて生まれてくる子どもが時々いるようですが、そのような子どもは自分は生まれて来てはいけないと、自分の出生を否定し、自殺しようとしているのだと読んだことがあります。そう考えると合点がいくことが多く、そうだ、自分は母のお腹の中で自殺しようとしていたのだと、最近になってようやく納得がいきました。

20代後半まで自殺めいた気持ちをずっと引きずっていたのですが、幼児の頃から自殺を促す霊など、何体かくっつけて一緒に生活していたのだと思います。母の父に対する殺意や、強い怒りなどが悪い霊を引き寄せ、当時懐妊しつつあった母を通し、私に取り憑いたのだと想像します。

妊娠時に母親が平安な気持ちでいることは、生まれて来る子どもに多大な良い影響を及ぼします。その逆は、私の例から見ても明らかです。その時期に霊的な問題が絡むと、生まれて来る子どもに悪影響を及ぼします。そしてそれが一生涯続くことになるのです。それが分かっていたので、姉の初産の時には生まれてくる子のために、心を込めて祈りました。すると!天使のような性質の子が生まれました。その子は赤ちゃんの時から深い安息を知っていて、聖霊が宿っているように見えました。姉がこの子を懐妊中に洗礼を受けたのも、非常に幸運だったと思います。

その一方、一番問題が大きくのしかかってきた時の小学生の自分の写真を見ると、死相のようなものが出ていることに驚きます。幼い時から聖霊派の教会に出入りしていたのにも関わらずこのようだったので、暗さや不安や自殺を促す霊が、自分の中を出たり入ったりしていたのでしょう。私の姉の子の時と何という違い。また、自分の持つ性向が、似たようなものを引きつける呼び水になっていたと思います。人が持つ心の磁気的力は大きいです。

20代の後半になって、聖霊の臨在する教会に通うようになり、洗礼を受けた時、目の前の明るさが何ルクスか増したように明るくなったのに気づきました。それまで長い暗いトンネルの中にいて、やっとそれを抜け出た気分になりました。他に劇的な変化はありませんでしたが、それが「悪霊から救われた」瞬間だったのでしょう。この時から自殺願望も一切無くなりました。しかし、胎児期の時に肉体的、精神的に受けた影響は大きく、これがあるゆえに今でも定期的に神様に叫び続ける人生となっています。

胎児に関する本を読むと、母親の妊娠時の気持ちは本当に大事で、本当は子どもを授かりたいのだけど、職場に迷惑がかかるからみたいな理由で二律背反な気持ちでいると、生まれてきた子どもの心に影響し、「本当に自分は生まれてきてよかったの?」と無意識下で思い、その子が幸せになれない原因を作っているのだそうです。

できることなら平安の中で生まれ、平安の中で生きる人生の方がずっといいです。神様はそれを挽回させて下さる手立てはいくつもお持ちだと思いますが、それを引き出すのは中々大変なことです。円満な人生を歩む子どもを産むには、愛し愛される円満な夫婦関係のもと、懐妊時に霊的に安全な状態でいることが、いかに大切かを自分の身をもって知りました。