天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

エイリアンによる偽携挙(6)

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左からヌディエ、プレボ、フォンテーヌ

ノリオ・ハヤカワさんが当代一のUFO研究家として名を上げておられらた、ジャック・ヴァレ氏ですが、興味が湧いたので彼の翻訳本を読んでみることにしました。すると1979年11月にフランスで起こった有名なUFO事件、「セルジー・ポントワーズ事件」のことを扱った章に、面白い情報が載っているのを発見しました。

まずは、セルジー・ポントワーズ事件がどのようなものだったか、ここから確認してみて下さい。http://ufojikenbo.blogspot.com/2015/12/cergyPontoise.html

この事件に遭遇した中心人物は、フランク・フォンテーヌという当時19歳の男性ですが、彼の友人のプレボとヌディエも、事件当日彼と一緒に行動していました。

事件発生後、フランクは事情聴取の一環として退行催眠をかけられ、UFOにさらわれた当時の記憶を思い出し、詳しい証言を始めたとのことです。さらわれていないはずのプレボも、フランクと同様に催眠術を掛けられてからは、UFO内に連れ込まれたことを思い出し始めたとのことです。

上のリンクの事件の概要には載っていませんが、この事件には続きがあって、その後なぜかプレボが新しいUFOがらみの宗教を興したのです。彼は宇宙人から伝えられたというメッセージをメディアで語り始め、本を出版したり、個人的なラジオ局も立ち上げたりして、1000人からの信者を獲得したとのことです。

1980年8月15日が、宇宙人と地球人との最初の出会いになるだろうと予言されていたため、それを信じた人々が、ポントワーズでフランクがアブダクションにあった場所に集まり、宇宙人の到来を今か今かと待っていたそうです。しかし、いくら待てども何も起こらなかったということです。

再び1983年8月15日に宇宙人と地球人との出会いの日が設定され、彼の信者達は例の場所に集まりましたが、やはりこの日にも何も起こらなかったということです。それ以降、彼の宗教団体は自然消滅していきました。

この事件の概要が分かったところで、以下の文を読んでみて下さい。これはジャック・ヴァレ氏がこの事件に関して、フランス国防省の職員にインタビューして得た証言です。

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この事件の研究家の一人が、フランス国防省のSTET(戦術兵器研究所)のスタッフであるD氏と、面会の約束をとりつけることができた。(略)

「それではフランク・フォンテーヌの失踪事件(セルジー・ポントワーズ事件)は、いったい全体何だったのか教えてくれますか?」

と私(ジャック・ヴァレー)は聞いた。

「セルジー作戦は統合戦略の訓練だったと思います」

とD氏はまるで新型ロケット用の最新のエンジンテストについて説明するような調子でいった。

「上層部が、その具体的計画をつくりました」

彼はハイテクの分野で大きな影響力のある最高機関のメンバーの名前を知らせてくれた。

「何人くらいの人がこのことを知ってるんですか?」

「10名から15名どまりというところかな。全員が相当な幹部で、どんな種類の戦略的操作が国家の秘密基準として受け入れられるかを決定できるような力をもった人達です」

と彼は答えた。

「あなたがたの目的は何なのですか?」(略)

「この作戦はすべて軍事的、科学的、そして政治的目標に応じて建てられたものです。フランス国内に限られたことで、国境を越えての影響はありません」

「ところで、フォンテーヌには何が起こったのですか?」

「私達は彼を眠らせて、暗示にかかりやすい部分催眠の状態にしておきました」

「警察や憲兵隊本部は、この陽動作戦が、上層部が指揮している作り事だったことを知っていましたか?」

「知りませんでした。彼らがこうした状況にどう対応するかというのも、私達が知りたかったことでしたから」(略)

「私達は専門科学者がどう反応するかも、同じように観察したかったんです」

「あなたたちはメディアも利用していましたか?さらに広い目的を考えていますか?」

「その質問には答えられません。しかし、もしこの作戦が完了していたら、その次の段階はもっと大規模なものになっていたはずです」

「なぜ、あなたはこんなことを残らず話してくれるのですか?」

「私には自分なりの理由があるのですよ」

「あなたはこのインタビューを、私が世間に公表するのではないかと気になりませんか?」

「あなたが公にしても真実だとは思われませんよ」

(「人はなぜエイリアン神話を求めるのか」P.215-217)

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(管理人)

UFOによるアブダクション事件から新興宗教の立ち上げまで、全部国家の一部の上層部によって仕組まれていたということが、これで理解できると思います。

「国境を越えての影響はありません」とD氏が言っているものの、フランス全国民を巻き込んだ一大騒動のケースは、その後全世界をターゲットに展開された(る)であろうことが想像に難くありません。大外れした2012年アセンション予言騒動を見ても、背後に彼らのような存在がいて人々の考えと行動を操作していたに違いないと思えてきます。

ちなみに新興宗教を興したプレボが受け取った、宇宙人からのメッセージというのは、

・宇宙人の使命は、人間が自ら首をしめて自らの生命を滅亡させようとしていることを理解させること。

・地球上における宇宙人の活動を助け、そのメッセージが人類に伝わるように手を貸す者は命が助かる。

・その人間たちがノアの箱舟のように次の新文明を担う。

・地球上でやがて起きる大惨事を逃れる方法はただ一つ。それは数多くの人々が、宇宙人に会いたいという気持ちを一つにして同じ場所に集まること。

というものです。これって限りなく携挙の概念に近くありませんか?

集中力が切れてきたので続きはまた明日。

(つづく)