この文章、後半は女性賛歌へと変わっていきます。
女性に対するこのような褒め言葉、身近にいる人から言われてみたい(笑)
一方で子どもを産めと言っておきながら、もう一方で「一億総活」と言って、
政府は女性の労働力も何とかして引きずり出そうと考えているみたいですが、
そんなことをしたらますます女性は疲弊して、潤いがなくなり(女性ホルモンが出なくなり)、
子供も産めなくなり、働きながら産んだとしても弱い子だったり、
日本の国土が荒廃してしまうと思います。
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女性、それは素晴らしい。天がこの世に与え給うた人類共通の宝であり、
生きた芸術作品である。それ故にこそ私は、女性を尊敬し、女性を讃美し、
惜しみなく女性に敬愛の言葉を贈るものである。
しかし、私が讃美するほどに、世の女性達自身は、人間として、
女性として、この世に生まれた喜びと感謝を持っていないように思う。
職場に出ることも良い。男女同権もよろしい。世の指導者になることも
もちろん結構である。しかし、肝腎なことは、女性としたのすばらしさを
さらに輝かすような職場への進出であり、知識であり、技術であり、
世の指導者でなければならない。
社会に進出することによって、本来の女性の素晴らしさ、美しさを
失っていくような女性は、進歩ではなくて退歩、建設ではなく破壊と
地獄への道を歩いていると言っても過言ではない。いま、日本の女性は、
どうも死と滅亡への道を歩んでいるように思われてならない。
今からでも遅くはない。数千年の文化の伝統に輝く日本の女性、日本列島の中に、
山紫水明の中に生きて来て、豊かで、床しく、優雅な心を培って来た日本の女性、
外国の人達が諸手をあげて目を見張る日本女性の素晴らしさを、
今日の日本の女性達は、もう一度この日本列島の中に回復して欲しいと、
心ひそかに私は念願しているのである。
これが自分自身の幸福の道であり、日本の破壊された家庭の再建への道であり、
新しい日本の繁栄の道であり、やがて、それは世界人類の生活の規範となり、
ひいては世界の平和と人類の福祉に、偉大な貢献をすることになるであろう。
(おわり)
「愛の創造」(鴨志田恒世著)P.116