天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

THE FORCE (アルベルト・リベラのシリーズより)(9)

キリストが天国で彼と共におらせるために、弟子たちを選び、彼の教会を建てつつあった時、サタンは地獄で彼と共にいさせるために、自分の追従者を選んで、彼の偽のクリスチャンの教会を用意するのに忙しくしていた。

アンティオケやシリアでは、キリストを信じる者達は、原稿の正確な写しを作りながら聖書を守るのに忙しくしていた。彼らは神の言葉を愛し、敬意を払っていたからだ。

同時に「力」はアレキサンドリアやエジプトで、キリストの神性を見くびる代わりの経典を作るのに忙しかった。

執筆者:「これは信じられない。これは取り除くべきだな。」
サタン:「ああ、その方がいい!」

サタンは彼独自の聖書を思いついた。それは後にラテン語ウルガタ聖書(聖ジェロームが4世紀末に翻訳した)として知られる。
(「Which Bible?」 David Otis Fuller,D.D.著 190ページ~193ページを参照)

サタンの指導による迫害は初期のキリストを信じる者達を打った。

滅ぼされるどころか、彼らはより強くなり数も増した。

「力」はあまねくローマを支配しており、異教のローマ皇帝を使ってキリストの信者達を虐殺させた。

サタンにとって、彼自身のバージョンの「キリスト」の教会を世界にもたらす時が近づいてきた。
異教は新しい顔を持とうとしていた。

サタンが宗教の怪物を作るために用いた人間はコンスタンティヌスだった。

ローマの皇帝が死ぬと、二人の男が皇帝の冠を主張した。コンスタンティヌスとマクセンティウスというローマの将軍だった。

ここでサタンが最初の教皇とした男の個人的な人生を見てみよう。

312年コンスタンティヌスの軍隊は彼の敵、マクセンティウスと向かい合っていた。マクセンティウスは彼とローマ帝国の王座の間に立ちはだかっていた。

それはこの戦いの最中のことだった。サタンはコンスタンティヌスを誘惑し、彼のために空にあるビジョンを示した。それは十字架とこの言葉だった。

(アンク十字の上に「IN THIS SIGN CONQUER」の文字が戦場の空にあるのが描かれている)

「このしるしにおいて征服せよ」(テモテ第一4:1)。コンスタンティヌスの軍隊は、サタンの軍隊の力による助けによって支えられた。

この戦いの結果、コンスタンティヌスキリスト教に改心するという出来事が起きたと述べている。彼は313年に信教の自由の勅令を公に出し、恐らくクリスチャンの迫害もそこで止め、平和をもたらした。サタンの指示の下、彼の仕事はキリスト教信仰を歪曲した形の異教を世に出すことであり、それをローマ・カトリックの信仰に変化させることであった。

リベラ:「私がバチカンの通廊にいた時、コンスタンティヌスの母親ヘレナからの手紙を読んだんだ。ヘレナはバビロンタイプのキリスト教を受け入れており、既に処女マリアに祈っていた。ヘレナは彼女の息子に対してひどく怒っており、彼の心を彼女が『本当の神』と呼ぶものに対して捧げるよう懇願していた。ヘレナはコンスタンティヌスをだんだん恐れるようになり、脱出してエルサレムで生き延びた。」

リベラ:「彼女は息子がローマ・カトリックの信者ではないという恐るべき秘密を知っていた。彼はまだ太陽の神「ソル※」を拝んでおり、生き延びるため、また神の言葉を守るため、山の中に隠れているキリストにある本当の信者を殺すよう命令していた。」(※ソルはニムロデ、タンムズ、バールのローマの名前)
「彼女の息子は反キリストであり、幻惑する霊に完全に支配されていた。ちょうど彼の後に続く教皇がそうであったように。」

(つづく)

原文はこちら↓
http://www.fmh-child.org/Force.html