天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

THE FORCE (アルベルト・リベラのシリーズより)(10)

A.D.337年彼の命は取り去られた。コンスタンティヌスは皇帝の装束を着せられて寝かされ、公に洗礼を受けさせられた。彼は人生においてずっと洗礼を受けることを拒んでいた。彼が額に水がかけられた時までには、彼は既に死体となっていたと考えられている。

そのすぐ後で、彼の議員と兵隊達はバプテスマを受けることに甘んじた。それはローマ・カトリックの組織が大勝利した瞬間であった。

サタンの教会は始まり、運営された。邪魔をするものはなんでも破壊された。ローマ・カトリックの教えは魔術、ユダヤ教、異教の混合で、異端のキリスト教がちゃんとした体裁を保っているのにちょうど似ていた。(ガリラヤ1:6‐10)

この宗教組織はヨーロッパを支配した。それが大きくなるにつれ、魔術も同じように拡大した。土地は魔法、呪文、呪い、幽体離脱、黒ミサ、儀式殺人、人間の血を飲むことなどがはびこった。

この多くはヨーロッパ中の女子修道院や僧院で続けられた。

高いランクにいる悪魔達には名前が付けられたが、それらはパン、バッカスなどで、全てニムロデに端を発するものだった。ダイアナの名前は今日魔女たちによって尊敬されているが、セミラミス以外の何者でもない。

魔女達は任命され、バチカンに仕えた。歴史は魔女達がローマ・カトリックの組織によって死を宣告されたことを示しているが、これらの者達はバチカンの目的のために媚びへつらわなかった、背教者の魔女である。

リベラ:「それがジャンヌ・ダルクが焼かれて殺された理由だ。」

メモ:黒ミサでは、魔女はルシファー(又はサタン)に対して犠牲を捧げる。僧院ではマリアに対して犠牲が捧げられる。

バチカン玉座に座るのはニムロデの代理者であり、イエス・キリストの振りをしている。「反キリスト」という言葉は偽のキリストを意味している。イエスは私たちに敵を愛せと教えられた。反キリストの使命は彼らの敵を改宗させ、殺すことである。山の中に隠れていた本当のクリスチャンのいくつかは「アナバプテスト(再洗礼派)」として知られていたが、彼らは神の統治の恵みや完全な分離の教えを信じていた。また幼児洗礼に強く反対していた。

ローマへ至る道を見てみよう。30マイルにわたり、聖なる都市へと続く道には標柱が立てられていた。その標柱の上にはアナバプテスト(再洗礼)派の首が乗っていた。

彼らは「再洗礼派」と呼ばれたが、彼らはローマ・カトリックより改宗してもう一度洗礼を受けていたからである。ローマ・カトリック教徒には幼児洗礼は聖書的ではないと語っていた。彼らはこのために再洗礼派を嫌った。

黙示録の年をとった淫婦(ローマ・カトリック教)は彼女の子供達に彼らは行いによって救われると説いている。再洗礼派はこう主張する聖書的な立場を取っていた。「あなたがたの救われたのは、実に、恵により、信仰によるのである。それはあなたがた自身から出たものではなく、神の賜物である。決して行いによるのではない。それは、だれも誇ることがないためなのである。」(エペソ2:8‐9)。また彼らがこう説いたので、その結果首を撥ねられたのである。

マーチン・ルーサーの時代よりも前に、山の中に隠れていたクリスチャンの上に神の力が下ったのだ。

8歳と10歳の子供は使徒パウロのように説教を始めた。彼らは街々を巡り、ローマ・カトリックの司祭達は恐怖した。

カトリック信者はどこででも救われ始めた。それは神から来たリバイバルだった。キリストが死者の中から蘇り、初代信者が熱狂して福音を広めた時以来、このようなことは起きたためしがなかった。

リベラ:「すぐにこれらの子供達は、この神の働きに挑み止めさせるよう、火で焼かれて殺された。」

ジェイムス:「どのようにあなたはこのことを知ったのですか、リベラ博士?」

リベラ:「バチカンの蔵書から読んだんだ。どんな細いことも記録されていた。しかし私たちの歴史の本からは注意深く取り除かれているのだ。」

この力強いリバイバルの結果、「力」は崩れ始めた。バビロンは崩れていった。サタンは世界中から悪魔達を呼び寄せ、彼の力を結集させた。(古代ローマにおいてさえ、その丘はバチカヌス(Vaticanus)と呼ばれていたが、その意味は古ラテン語で「占いの地」を意味している。)そこは悪魔の棲家となっていった。(黙示録18:2)

歴史においてはこの時点で、サタンは彼の戦士イグナチウス・デ・ロヨラを起こした。霊的に目覚めつつある者や、バチカンの教えに反対する者全てを殺すためである。

エスは私たちに「敵を愛し、迫害する者のために祈れ」(マタイ5:44)と命じておられる。

(つづく)

原文はこちら↓
http://www.fmh-child.org/Force.html