天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

THE FORCE (アルベルト・リベラのシリーズより)(4)

サタンは一つのオカルト宗教を発展させようと決めた。それは世界をコントロールすることになるだろう ― 人々がそれを信じ、そのために殺し、そのために喜んで死にもさえする宗教に。

このサタン的なシステムを世界へ導入するために、彼は二人の人間を使った。

セミラミスはニムロデと結婚した。また歴史的に彼は「息子であり、彼の母親の夫」と呼ばれている。

大洪水後、最初に建てられた都市はバビロンだった。サタンは彼の司令塔をここに置いた。セミラミスはバビロンの女王で、ニムロデは人々を神に反逆するように導いた。

サタンはすぐに、神の働きに対抗するために彼の宗教的操り人形のための土台を敷いた。この怪物は途方もない数の魂を地獄へと送った。

ティム:「どのようにサタンはこれをしたのですか、リベラ博士?」
リベラ:「セミラミスを通してだ。彼女は美しく力ある魔女であり、完全に魂をサタンに売っていた。彼は彼女に多くのアイディアを与えた。」

リベラ:「セミラミスは結婚に対する神の法に逆らうため、人間の反抗心に基礎を置いた。彼女は独身制を推進した。それは密通や姦淫、ホモセクシャル、獣姦、レスビアンを覆う宗教的な隠れ蓑であった。これがローマ・カトリックの独身制の由来だ。

これによって恐らく司祭達を互いに離しておき、彼らを清い者としたのだ。ちょうど今日のように ― 彼らは聖なる命令(独身制)の秘蹟は結婚の秘蹟よりも高いと信じていた(これはサタンの伝統を神の命令よりも上に位置づけている※)(※テモテ第一 4:1‐3)。ちょうど今日のように、尼僧は神殿の娼婦で司祭に仕えていた。それから彼らはヴェスタル(女神ヴェスタに捧げた)の処女と呼ばれた。今日彼らは「キリストの花嫁」と呼ばれている。

彼女は告解を彼女の追従者の秘密を詮索するために考え出した。

女性:「私は恐ろしいことをしてしまいました。」
司祭:「私にそれを話してください。私が信頼できる者だと分かっていらっしゃいますね。」

人々は彼らの司祭を恐れた。彼らは密告されることを恐れていたのである。サタンはこのアイディアを喜んだ。将来、彼は告解を国を破壊するために使うこととなる。

十字架による死も彼女のアイディアの一つである。

十字架は本来、古代バビロンとエジプト両方で崇拝された、オカルトのシンボルとしてデザインされたものである。

ニムロデはウォーロックのマスター(男性の魔法使い)であった。彼の指導の下、占星術は発達した。彼はまた白魔術と黒魔術両方の基礎を築いた。

彼はモロクと呼ばれた。モロクへの犠牲は一般的ではなかった。

ノアの息子のセムはまだ生きていた。彼はニムロデを殺し、これらのオカルトの行いを止めさせた。

リベラ:「セミラミスが彼女は女神であると宣言した後、彼女に対し赤ん坊を犠牲として捧げるように要求した。その赤ん坊の腹に十字のサインが刻まれ、心臓が取り出された。これはセミラミスを喜ばせ、今度は彼らの神のニムロデにも平安をもたらした。セミラミスは悪の体現者だった。

ニムロデが殺された時、人々は泣いた。彼らの英雄が死んだからだ。サタンはニムロデの死を自分が優位に立つために利用した。

リベラ:「セミラミスはすぐに彼を神にしておくために動いた。彼女はニムロデをバール、太陽の神と呼び、彼を礼拝するように要求した。それから彼女は身ごもったが、彼女は未だ処女であると宣言していた。彼女は息子を産み、彼をタンムズと呼んだ。ニムロデが生まれ変わったのだと皆に吹聴しながら。」

セミラミスは自分が人間の母として生まれ変わった「神の霊」であると宣言した。彼女のシンボルは月であった。

彼女は「処女の母」で、すぐに小さな太陽の神を抱いている彼女の像がどこでも見られるようになった。彼女は彼が彼らの救い主であると宣言した。

ニムロデとセミラミスとタンムズのことを告げている話は世界中に広まった。その物語は神話として一般的になった。神々と女神達は作り上げられたが、すべてこれらの人物達が土台となっているのだ。彼らは「聖家族」になった。

セミラミスは「天の女王(!)」として知られるようになった。世界を偽の奇跡によって騙すため、サタンは歴史を通してことあるごとに「力」を使った。それには悪魔にセミラミスのイメージを形どらせ、異なる場所において、異なる姿で出現させた。

(つづく)

原文はこちら↓
http://www.fmh-child.org/Force.html