天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

近所の教会へ行く(1)

孤独には強い方なのですが、さすがにあまりにも寂しくなって、
この前の日曜日に、禁を破って近くの教会に行って来ました。

素朴なクリスチャンに会えればなあ~と
淡い期待を抱いて行ったのですが、またもやとんでもない思いをしてしまいました!

結論からいうと、ここはカルト教会でした。

ここの教団は中心的な聖句として、
「主の御名を呼び求める者は誰でも救われる」を掲げていました。
この聖句を強調して、礼拝中にもそれを文字通り実践するとのことです。

最初静かな感じで礼拝がスタートし、
子供の頃から慣れ親しんでいる讃美歌が流れ、使徒信条を唱えたりして、
ああこの感じいいなーと、思わずうるうるっときてしまいました。

後から考えれば、使徒信条や主の祈りを唱えたり、
一般的な福音派の教会が使用している讃美歌を歌ったりして、
いかにもプロテスタントの教会らしく振る舞っていましたが、
あれは偽装だったんですね。

司会をやっている牧師さんも穏やかな人柄そうだし、
玄関で迎えてくれた牧師夫人のような人も、なんだかきらきらしている・・・

などと思いめぐらしていると、
今日は特別集会だったようで、司会の先生に代わり、
客員の牧師先生が講壇に立ち説教し始めました。

正直「なんかこの人いけ好かない」と感じました。
喋り方が気持ち悪かったからです。

無理に笑いを取ろうとしたりして、「この人本当に牧師か?」
と怪しんでいると、口調がどんどんおかしくなってきて、
ついには「我は主なりー!!」と大きなアクションと共に絶叫し始めました!

その声に呼応して、皆も「我は主なりー!」と大きな声で唱え始めました。
その他にも「我は救い主なり」とか、同じような内容の言葉を連呼していました。

席に座っていた信者さんの中から、立ち上がり、牧師の方に按手してもらう人もちらほら出始め、
ほとんどの教会員が説教壇の方へ集まり出しました。
そこでは泣きわめいたり、身悶えしたりする凄惨な場面が展開していました。

もう私の口はあんぐり開いて塞がりませんでした。

「あちゃーここもやられてる・・・」と思い、
出るなら今か、今出ようかと、ずっと固唾を飲んで見守っていました。

私の横には60歳近いビジネスマン風の男性が座っていたのですが、
その人と私だけ、頑張って前に行かないようにしていました(笑)

そうしたら牧師夫人みたいな人がやってきて、「あなたも前に出よう?」と
嫌がるビジネスマン風の男性を前に引っ張って行こうとしました。

それでもビジネスマン風の男性は頑張って行きませんでした(笑)

その人も感じていたかもしれませんが、
その時礼拝堂の中には、何か非常に圧迫するものが充満していて、
自分を前の方に行かせようとする力が働いているのを感じ取りました。

気を抜くと、前の方に連れて行かれるみたいな。

あれは気のせいだったのでしょうか。

あんなに熱狂的だった狂気のシーンは案外あっさりと幕を引きました。

礼拝が終わってから、牧師先生と客員の先生が話しかけてくれ、
午後の集会に出ませんかと誘ってくれましたが、

「なんだか圧倒されてちょっと疲れてしまったので」と断り、そそくさと帰りました。

自分に接してくれる信者さんたちの雰囲気と態度を観察していたのですが、
正直、皆とても親切で特に悪いものは感じませんでした!

騙されていることに気が付かない位人がいいのか、
心から神様に従いたいという純粋さが、魂に悪いものすら寄せ付けないのか。

うーん・・・

でもあの客員牧師には悪いものを感じました。

(つづく)