天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

フランス・ベルギーの旅(6)

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なんだかパリのいやな所ばかり紹介している気が・・・

もちろん感銘を受けたこともありましたよ。

前から教会にあるパイプオルガンの生演奏を聞いてみたかったのですが、
レアール地区にある、パイプオルガンで有名なサントゥシュタッシュ教会に行きました。

ここには7000本~8000本のパイプを持ち、フランス最大規模という
由緒あるパイプオルガンがあります。

土曜日の18:00~19:00に待望ミサ?というものがあるらしく、
讃美歌も歌われるという情報を掴んだので、行ってみました。

パイプオルガンは生演奏だったのか、録音したものを流していたのか?
正直分かりませんでした(笑)
でも讃美をリードしている女性の声がとても素晴らしく、
思わず聞き入ってしまいました。

ミサは土曜日ということもあるのか、ぱらりと人が集っている程度でした。
人が少ない中でも、アジア系の若者や、黒人のヒップホップスタイルの若者が
頭をうなだれて、礼拝に参加している姿に目が留まりました。

実はアメリカに滞在してした時に、黒人の人達の方に
より人間らしい思いやりを感じたのですが、今回のパリ滞在中も同じ印象を受けました。

ベルギーでもそうでしたが、泊ったホテルのメイドさん達はほとんどが黒人だったのですが、
皆表情が豊かで、腰が低い感じがしました。

メイドの仕事は、代々黒人のものとされてきたのでしょうか。
植民地から連れて来られた人達の子孫が、こうして今も卑しい仕事を
引き受けてくれているのでしょう。

このような人達の姿を見ると、
苦労が多ければ多い程、人間は魂が磨かれるんだと実感します。
神様の目からご覧になっても、それは好ましいことなんでしょうね。

この後予約していた小さなレストランで食事をしたのですが、
ホールのお兄さんが、必死の表情で、一生懸命英語を操りながら、
外国人のお客さんに給仕していた姿が印象に残りました。

フランス人は英語を話してくれないという都市伝説がありますが、
若者の失業率20%という現実の中で、誇り高き彼らと言えども、
生き残るためには、英語を使うことも辞さない状況に追い込まれているのでしょうか。

うちの会社のフランス人のRさんによれば、
最近の若い人達は英語を話すようになってきているよ、とのことでしたが、
街のビジネスマンも、ホテルマンも積極的に英語を話してくれていました。

その姿を見て、日本人の私としても人ごとじゃないよなと、
もっと切実に外国語を勉強せねば、と思った次第でした。

(写真はサントゥシュタッシュ教会のパイプオルガン)

(つづく)