これも信仰の話しとはかけ離れてしまいますが・・・
自分の人生最大の後悔に繋がった出来事があるのですが、
それが「カラオケ」に行かなかったことでした。
かれこれ20年前位の話しになります。
その時はカラオケがかなりブームになっていた頃だったのですが、
私にもカラオケをする機会が訪れました。
カラオケには一度も行ったことがなかったのと、
人前で歌を歌うなんて!絶対無理!!
しかも不健康そうな場所だし・・・
と頑なにもその場を退散してしまいました。
詳しくは書きませんが、そのことですごい後悔して、
その時からカラオケのリベンジが始まりました。
ところで、高校生の時から香港の歌手のサンディ・ラムという人に憧れていて、
その人のハスキーボイスがとても好きでした。
ですがその人を真似て歌ってみても、彼女の歌声には全然近づけないのです。
声をその人のように出したくて、何年も悩むうち、
ある時、英語の発声の仕方と、彼女の声の出し方が似ているということに気づきました。
英語の発音練習をしている時、ふとしたはずみで、英語の発声が
ネイティブに近く出せる(ように感じる)時がありました。
実はそれが「丹田呼吸」をしている時だったのです。
この丹田呼吸が出来ている時には、そうでない時と比べて、
英語の発音と同様、歌の場合でも格段と上手に歌えるようになるということに気づきました。
「丹田呼吸」というのは、開いている喉と、臍の内側付近にある、
体の重心が絶妙に繋がる感覚なのですが、
このシステムがうまく働いている時、ものすごく楽に、
ちょっとかすれたようなハスキーに近い声が出せるようになるのです。
この感覚は、喉だけで無理して歌っている時と天と地との差があります。
丹田呼吸から出す声は、とても深みがあり無理がなく美しいのです。
最近は丹田呼吸を広める方も増えてきました↓
http://ameblo.jp/sound-or/
そうそう丹田は気を落ち着かせるという効果もあり、
マスターすれば健康にも精神にもとても良い影響があるようです。
実は日本人は日本語の発音のせいで、ほとんどの人が声を喉から出しているという現実があります。
なのでプロの歌手でも喉声で歌っている人がとても多く、
そのせいで声がとても薄っぺらい状態になっているのです。
生まれつき森信一のような魅力的なハスキーボイスが出せる人は、
英語や欧米語の発音もネイティブと同じ様に出せる人だと思います。
吉田美和や桑田圭祐、稲葉浩志など一流の歌手はみなこの感覚を掴んでいますね。
自分の場合、その感覚はやって来ては消え、何年も消えて戻ってこないと思っていたら
ある時またやって来るということを繰り返してきました。
最近またこの感覚が戻ってきているので、
20年前の初心を忘れないように、ここにメモしておきます。
いつになったらしっかりとこの感覚を掴めるのか、
今も相変わらず修行中なのです。