先日長崎に友人と旅行に行ってきました。
隠遁生活から少し抜け出して(笑)、何か新しい発見ができるといいなと思って。
私が幼い頃見つけた、祖母のテレビの下の棚にしまわれていた長崎の旅案内。
モノクロの写真からは、子供ながら南蛮文化の旅情が感じられ、
その時から一度は行ってみたい場所だと思っていました。
ずっと思っていると、願いっていつか本当に実現するんですね。
長崎は観光スポットがたくさん!3日位滞在できたのであればじっくり見て回れたかもしれません。
長崎は平地よりも坂が多く、ほとんどがいきなり急な坂!というパターン。
友人はその後膝をやられてしまい、私も足首が筋肉痛になってしまいました。
長崎はクリスチャンが殉教し、
原子爆弾が投下されたという歴史を持つ不思議な街です。
原子爆弾は、始め福岡の小倉に投下される予定だったのに、
変更されて長崎が標的になったという経緯があるようです。
長崎の街は今はすっかり平和な様子ですが、
原爆症で苦しんでいる人達が今もいることを考えると、遠いようで近い過去だと思わされました。
被爆した人達が皆高齢化してきており、自分達の経験を後世に伝える役目の人がいなく
なってしまうということが気がかりだ、と話されている人がいました。
若い私達の世代が、一体どこまで平和のために戦えるのだろう・・・と思いました。
長崎の旅の最後は、26聖人像の
レリーフを見ました。
「像を造ってはならない」と仰った神様に怒られるかもしれませんが、
信仰者たちが規則正しく並んで宙に浮いているという、美しいデザインの
レリーフでした。
天に召される前、彼らは何を思って世を去っていったのでしょうか・・・
自分がもし同じ立場だったら・・・と考えて少し恐ろしくなりました(笑)
この旅のことは折を見て、また書こうと思います。