天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

聖白色同胞団を脱会した人の証言/和訳(7)

インナーブラザーフッドへの招き

 その霊団から私が直接受け取っていたメッセージの情報は、ニューエージの教師に関するものや、しなければならない準備に関するものにより集中し始めた。新しい知識は設立者だけを通してもたらされると皆予想していたのだが。ロッジ内では、ニューエージの教師のヨハネが、私を通して話しているのではないかと不思議に思われた。このことによって、私はインナーブラザーにならないかとの誘いを受けた。
 私が受け取っているまざり合った霊感のことは、ブラザー仲間には知られていなかった。しかし今までのところ、二番目の神に関する霊感はより執拗になってきていて、それが私を混乱させた。一方では厳密に聖白色同胞団の内容を受け取り、もう一方ではキリストの教会のことや、いかにそれがニューエイジに反するかということを受け取っていた。
 ここで、ロッジ内で語られる「キリスト」が、神の子であるイエス・キリストではなく、「クリストス」、「太陽の神」、「宇宙的キリスト」だということを説明しなくてはならない。また、彼らは聖書の聖ヨハネが、今も昔もイエスの双子の兄弟で、キリストのように天に昇る前に何百年も生きており、二人とも聖白色同胞団のメンバーであると教えていた。神は父なる神として語られることはなく、「偉大なる白い光」として表現されたり、「母なる大地」、「父母神」、「宇宙の偉大な建設者」のように自然を通して崇められていた。
 メーソンの持っていたかつての力は、物質主義や飲酒、肉食によって失われてしまったと彼らは主張した。多くのブラザーはメーソンの働きを卒業していた。初めの方で私が書いたように、メーソンのためにイニシエーションのスピーチを書いたとき、その哲学が同胞団のものと似ていることが明らかになった。
 聖白色同胞団のメンバーはベジタリアンで、他の人にもそのようになるよう勧めている。肉食なしで肉体は、意識の状態にまで高められるようになる。影響力がある彼らの光線は、より簡単に魂の内側に入り込むことができ、より近しく魂をコントロールできるのだ。
 インナーブラザーとなるイニシエーションのため、私が本部に行くことになっている前の日に、この霊団が私をイニシエートしなくてもいいことを決めたとしても、その週の修養会には個人的な調査のため、私が設立者と会見する栄誉にあずかれると、地方のリーダーが教えてくれた。
 その本部は南イングランドのある田舎の敷地にあり、その大きなメインの建物(そこに私は1967年にいた)がロッジとして使われていた。創立者の家族のメンバーが、その土地にバンガローを建てていた。そこはとても厳しく制御されており、設立者からは目的に対する全くの献身が期待されていた。彼女の家族、彼らと結婚した人、それに続く子ども達、集められたブラザー達からもそのように思われていた。
 誰もリーダーにまじめな質問をしたり、批判したりすることは許されなかった。彼らは全ての教えの源泉として、愛と憐れみによって私達を世話するために自分自身をささげている、より進化した存在であるということから、疑問を持たずに受け入れなければならなかった。彼らは私達が知っているよりも、もっと多く知っているからである。私達より高い存在なので、よりよく見えるし、それによってよりよくアドバイスできるということである。
 このことを心の中に据えてしまうと、誰も、自分自身をその目的のために犠牲を払っている、地上のリーダーやその家族に対して怒らないはずだし、リーダーが働く平和な静けさの泉をかき乱すようなことはしないはずである。これにより、効果的にどんな議論や批判も抑えることが可能になる。
 インナーブラザーとアウターブラザーは、聖白色同胞団と昼も夜も可能な限り、3時間毎に繋がっていた。彼らの主要な集まりは月曜日の夜7時からである。それは霊的パワーを生み出すために、全世界的にブラザーフッドが集まる時なのである。
 その時送り出された光線は、スピリットソーラーとユニバーサルスターブラザ-フッドの力を借りて、世界の政治家やビジネスの権力者、教会のリーダー、人間をコントロールしている地上の人間のリーダー達に、ブラザーフッド霊団のマインドコントロールを及ぼすために使われていた。これは神の愛の力で、私達は皆いい意味で使われているのだと思っていた(ロッジはそれが愛の光線による働きだと教えていた)。 私達は不幸にも、その力は汚し、もしくはそれ自身汚されているという事実を無視していた。
 クリスマスが祝われたが、ブラザーとメンバーは本部で創立者の家族と繋がっているよう勧められた。神やそのひとり子のイエスの誕生を黙想するのではなく、魂を太陽系ブラザレンに縛りつけておくためであったと私は確信している。

(つづく)


原文はここから読むことができます。

http://www.bbc.co.uk/dna/h2g2/U549095

Keithさんの証しはビデオでも見れるようです

http://www.tangle.com/search?search_text=spiritualism&type=video