天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

聖白色同胞団を脱会した人の証言/和訳(14)

聖白色同胞団とは何か?

 最も魅力的なカルトは、生命の秘密について知る霊と接触があると主張している類のものだ。聖白色同胞団は多くの古代東洋と近代西洋宗教の霊感の源となった。

私がブラザーだったロッジはこの霊的なブラザーフッドからの霊感(彼らはその問題を自分達はリシス、ラハツ、マハトマスなどとしても同じように知られるアデプト=達人であると称して混乱させている)のことを言っていた。

これらの霊的な存在はチベットや他の山岳地帯に住んでいて、自己否定や自己進化によって霊的であり肉体的でもある領域にも存在することができ、2つの世界で力をコントロールしているのだと言っている。

 イギリスの創立者と彼女の夫がパリのグループでイニシエーションを受けた後、彼らは自分達の人生を秘密裡に聖白色同胞団の発展のために捧げた。

彼女が指示された場所は、公共にスピリチュアルヒーリングのために使われる予定であった。1960年代半ばまでに、彼女は東と西の両半球のロッジを持った。

 スピリットブラザーフッドは多くの異なった外観を持って運営されている。もう一つの別なグループは、神智学協会で、ロシアとドイツ貴族であるマダムブラヴァツキーによって1875年に設立された。

彼女もまたチベットのマスター達(例えば聖白色同胞団のメンバーであり彼ら自身のブラザー達であると主張する霊、全ての東洋の宗教の教師、同様にイエス・キリストとも合わせて協力関係にあると主張していた。

 ブラヴァツキーのイギリスの弟子であるもう一人の婦人がアニー・ベサントである。彼女は地球上に転生した聖白色同胞団の一人だと主張していたインド人のクリシュナムルティと協力関係を持っていた。

 私がいたロッジは神智学協会とは何の繋がりも持っていなかったが、あるブラザー達はクリシュナムルティの教えは1960年代のニューエージについて、公の関心を集める役目を持っていると考えていた。

 ニューエージカルトについて調査した多くのキリスト教の教会は、それらは異なる哲学の寄せ集めであり無視できるものだと言っているが、彼らは重大な誤りを犯している。

これら全ての繋がりのないカルトは霊感を受けコントロールされている。これらの霊のマスター達によって、また全てのタイプの人間や彼ら個人の興味に訴えかけるように注意深くでザインされているからである。

 それらは全て個別に運営されており、公の側面と同様に秘密の側面を持っている。彼らの秘密はその弟子が彼らに完全に信頼されるまで漏らされない。

その秘密が認識され、抵抗されない限り生き残っていくだろう。もう半世紀が経ち、世紀が完全に変わるまでには真実のキリストの教会はほんのわずかしか残されないだろう。

 これらカルトはとてもひんぱんに人類にとって良いものとして見られてきたにも関わらず、霊的な影響がそれらカルトの背後にあり、公共的で個人的なモラルが本当のキリスト教の教会が取り除かれることと相まって、悲惨な堕落を招くこととなる。

聖白色同胞団はこんにち集団自殺で全世界的な注目を集めた。報道筋はウクライナにあるキエフのもう一つの別な聖白色同胞団のセクションが、1993年11月に15万人の信者が女性指導者のマリア・デヴィクリストスと共に集団自殺をするために集まったと発表した。

 彼女はキリストの生まれ変わりと主張し、地球の終わりがやってくるので自分自身を焼き、3日後に甦させられるだろうと言った。ロシアとウクライナの安全局は、この集団自殺の試みをワコトグヤナの悲劇の二の舞いとして中止させた。

 キエフ当局はそれを聖白色同胞団と認め、報道筋の情報からはっきりと分かることはワコとグヤナのグループの哲学もまた、同様の基本的な考えと霊感源を持っていたということであった。

 カナダとスイスのテンプルソレイユもまた、他のと類似の点を持っている。それは、

 1.男性の指導者が今度は自分がキリストの生まれ変わりであると主張。

 2.テンプル騎士団と薔薇十字団の哲学が聖白色同胞団による霊感を受けた教えである。

 3.指導者はCather(カタリ派?)の教えを教えた(ある中世のカルトのメンバーは自分自身を焼死させるという。聖白色同胞団によって、同じようにこのカルトは彼らの  うちの一つだと主張された。)。

 4.霊的な癒しが弟子達を引き付けるのに使われる。

 5.隣人達は彼らを静かで尊敬できると考えている。

 6.メンバー達は彼らのこの世の財産をほとんど引き渡す。

 7.世界の終りが近いということと、指導者が自分自身を他の魂とはっきりと区別することによって再臨が達成されるということが教えられる。

 私が彼らと共にいる時は思い描くことはできなかったが、私や同僚のブラザー達はアメリカのワコやグヤナ、カナダヤスイスで起こった太陽の神殿カルトと同じような集団自殺を犯しつつあった。

私もまた、彼らの思いやりや親切な微笑みで病人を助けていること、霊的な癒しの光線を患者に注ぐ時のことを考えると、こんにち彼らがそれを行うということを思い描くことはできない。

しかし、海外で自殺した人類の隣人であるカルトの人達は、自分達は全て善良で親切な中流階級の職業人であると思っている。

それでは、もし彼らの霊的な力の源が無駄に死んだ人々と同じものだとしたら、再び集団自殺は起こり得るのだろうか?

(つづく)


原文はここから読むことができます。

http://www.bbc.co.uk/dna/h2g2/U549095

Keithさんの証しはビデオでも見れるようです

http://www.tangle.com/search?search_text=spiritualism&type=video