天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

聖白色同胞団を脱会した人の証言/和訳(6)

主イエスを拒む

 みな神様を違った方法で経験するようだ。ある人は、主イエスを子供の頃から知っており、彼を静かに受け入れている。別の人々は、教会にいる時や聖書を読んでいる時、彼らのところに神が来てくれることが分かったりする。私自身昔のことを考えると、自分の啓示はとても強かったと思う。なぜなら、私は今やオカルトグループと知っているところのものに捕まっていたからだ。それを乗り越えるために、より力強い神の愛が示される必要があったのだ。
 それは1966年の10月の日曜日の朝に、私が友人のパーシーを訪問したときに始まり、私の魂のために神とサタンが戦った1968年の聖霊降臨節に、最後のステージを迎えることになった。
 パーシーの家の道を歩きながら、白いローブを着た天使達によって、家が囲まれているのを見て、私は仰天した。その建物を守るかのように、顔を外に向け、見張りの兵士のように、自分達の前に槍を縦に持ち、厳しい表情でまっすぐ前を見つめていた。
 私は彼らの間をぬってパーシーの家に押し入り、興奮して彼にあそこで彼らは何をやっているんだと訊ねた。パーシーは彼らが見えなく、きっと私達の守りのためにいるに違いないと考えた。
 私達は瞑想を行い、私の魂は霊の領域に上がっていった。私は自分が一つのブラザーのグループと一緒に座っていて、彼らが言うところの聖ヨハネ(彼らのニューエイジの教師)から教えを受けていることに気づいた。彼らはイエスと、その弟のヨハネ福音書の聖ヨハネが、2000年前に繋ぎ合わされた使命を遂行するために、地上に来たと信じていた。彼らは、自分達は双子で、イエスが愛をもって来た一方で、今回ヨハネは世界を浄める力をもって来ることになっていると教えている。
 私は突然、自分の魂がそのグループから離れて、上がっているのに気づいた。その時、彼の言葉を注意深く聞いていた。雲を抜け、新しい領域まで上へ上へと上っていったが、そこで自分ががイエスの前にいることが分かり、驚いた。彼は私よりもずっと大きく、祭壇の後ろにおられるようだったので、私は低い位置にいる彼が見えなかった。
 言葉は語られなかったが、彼は微笑んで、飲みなさいという招きをもって、私に盃を差し出した。私の魂は目眩がしていた。私はイエスが聖なるお方であると信じていなかった。だが、それゆえ私はこの映像が、自分の経験のまったく外にあることを感じとった。彼の特徴は、下にいるニューエイジの教師である、ブラザーフッドヨハネにとても似ていた。しかしこれは違っていた。ここには温かさや真実、美しさがあった。これは天国のような感じで、私がいた下の情景とは、とても違っているように感じられた。下にいる「双子」の一人は、あたかも生命がなく、ちょうどイメージのような感じだったが、こちらの方はそれ自体に現実感を伴っていた。
 私はためらって、そのような盃を飲むことによって伴う約束を受け入れるように、自分を持っていくことができなかった。私は自分がその時大切にしていたものを、すべて手放さなくてはいけないことを知って、首を振った。すぐに私は下の領域に落ちていき、ヨハネの言葉を聞いている者たちに加わった。荒々しく落ちたので、骨という骨が揺さぶられたような感じがした。私は映像の中でヨハネを見ていたこと、主イエスはその映像の中の映像だったことを思い出した。
 少したった後、また同じことが起こった。もう一度私は上がっていき、主イエスの前に現れた。彼は盃を差し出した。もう一度私は拒んだ。もう一度、骨がきしむくらいドスンと強く落ちて、下にいるブラザーフッドのグループのところへ戻っていった。
 その時声がした。
「3度目には生命の盃を拒んではならない。」
 今になって、自分はどうしてあんなに愚かに頑固に主イエスを拒んだのか分からない。ブラザーフッドによって私の魂の周りに編まれた鎖は、とても強かったのだろう。囚われの魂は、個人的な望みを満足させることによって報いられる。遅すぎれば魂は使い尽され、本当に永遠に失われてしまうことだろう。
 私がトランス状態から目覚めてみると、ヒーラーは私を期待の眼差しで見ていた。
「君はずいぶん遠くまで行っていたようだね。」
と彼は言った。
「どうしたんだ?」
しかし、私はショックを受けていたのでお詫びを言って、彼には全く何も言わないで立ち去った。
 イエスを見るという経験は、私を核心まで揺さぶった。私はからだの調子が悪く、仕事を2週間休んだ。私は自分の経験したことを、誰にも妻にさえ言わないで自分の中だけにしまっておいた。同時に、天使たちは主イエスを守っていたに違いないと考えた。
 時がたつにつれ、記憶は薄れていった。私はブラザーフッドの仕事を続け、その時に信じていなかった神に、死にもの狂いで助けてくれるようにと叫ぶまで、もう一年がたった。私の個人的な霊的な生活は、相反する願いや、霊感がまざりあっていた。

(つづく)


原文はここから読むことができます。

http://www.bbc.co.uk/dna/h2g2/U549095

Keithさんの証しはビデオでも見れるようです

http://www.tangle.com/search?search_text=spiritualism&type=video