天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

酒鬼薔薇聖斗事件は冤罪(1)

さあゲームの始まりです
愚鈍な警察諸君
ボクを止めてみたまえ
ボクは殺しが愉快でたまらない
人の死が見たくて見たくてしょうがない
汚い野菜共には死の制裁を
積年の大怨に流血の裁きを
SHOOL KILLER
学校殺死酒鬼薔薇

(第一犯行声明文)

 

(※中国語の表現では以下の意味があるそうです。)

「野菜」=弱者に対する蔑称

「殺死」=締め殺すこと

「酒鬼」=大酒飲み

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(Twitterでの発言)

「ススキノ殺人事件の女の子と小学生の時遊んでたんだけど、野菜ごっこっていって犯人の子は人間、私たちは野菜役で「あなた達は人間じゃないから」って言われてにんじん役やってたの笑える」 ーゆーこ@nyanko0303

(このアカウントは既に消されている)

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皆さん、酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)事件のこと覚えておられますか?若い世代の人には馴染みがないかもしれませんが、1997年の5月に神戸市の須磨地区で起こった、全国を震撼させた日本の犯罪史に残る猟奇的殺人事件です。早朝、中学校の門塀に子どもの切断された首が置かれており、口には犯人手書きの声明文がくわえさせられていました。事件発生から約ひと月後、同地区の14歳の中学生A少年が犯人として逮捕されました。

ススキノの首持ち去り事件に対する皆のコメントを片っ端から読んでいると、この酒鬼薔薇事件を想起させるという意見がチラホラありました。今回のススキノ事件は、田村瑠奈一家が犯人だとは簡単に思えず、この事件の本当の犯人を探る手掛かりになるかと思い、酒鬼薔薇事件についておさらいしてみようと思ったのです。

沢山の情報に触れて見えてきたのは、この事件もまた、裁判官・検事・警察・メディアが一体となってA少年を犯人として仕立て上げた、日本全土を巻き込むものすごい冤罪事件だったということです。

当時、ニュースやワイドショーで連日流される情報を見て、このA少年はわずか14歳なのに、何と早熟で悪魔のような人間なのだろうと思っていました。昔は今ほどインターネットが普及しておらず、新聞や雑誌、テレビのワイドショーに出てくる識者達の意見が幅をきかせていました。今こうして俯瞰してみると、国民総じて彼らの提示するストーリーにすっかり乗せられていたことが分かります。

なぜ冤罪という考えがあるのかその理由が知りたくて、「神戸酒鬼薔薇事件にこだわる理由『A少年は犯人か』」(後藤昌次郎著)と「神戸事件を読む 酒鬼薔薇は本当に少年Aなのか」(熊谷英彦著)という2冊の本を読んでみました。

最初の本の著者の後藤昌次郎さんは、数々の冤罪事件の解決に長年尽力されてきた方です。もう亡くなられましたが、起訴グループを作り、神戸須磨警察署の警官と検察官を、A少年を不当に取り調べたとして、職権濫用罪で訴えておられました。「神戸事件を読む」の方は、一番下に(参考)として示したリンク先にある神戸事件の真相を究明する会の人達からもよく引用されていた本で、A少年の証言/警察検察が作った調書証拠との不整合がきちんと対比されており、問題の所在がどこにあるのかがよく分かりました。

要は、A少年を取り調べた警察官と検察官は偽計を使って任意同行させ、2ヶ月もの間親と会わせず孤立させ、警察が描くストーリーに沿った証言を少年から引き出していったということです。A少年の6人の弁護士や裁判官でさえも、これらの警官と検事が作った調書のおかしさに目をつぶり、こぞってA少年を犯罪者に仕立て上げ、本当の犯人を隠匿したということです。

真犯人が属する犯罪ネットワークがあり、彼らがメディアや識者と呼ばれる人間を操り、テレビや雑誌、本などの出版物を通して世論を操作しているという前提で見ていくと、事が全く違って見えてきます。

当時から今に至るまで「酒鬼薔薇聖斗の告白」や「酒鬼薔薇聖斗の真実」のようなセンセーショナルな本が次々と出版され、世間の注目を浴びていましたが、中身を開いてみると、どれもこれも最初からA少年が犯人だという決めつけの下に書かれており、A少年の猟奇性と残虐性を一層浮き彫りにするような内容ばかりです。これは大規模な印象操作だと言えるのではないでしょうか。

じゃあ真犯人は一体誰なのかということになりますが、一番信憑性があると思ったのが、「神戸事件を読む」に紹介されていた警察内部の犯行説です。

これは事件の当初から警察内部で囁かれていて、その理由の一部として、犯行声明文に指紋が残りにくい感熱紙が使われていたり(A少年自身はスケッチブックに書いたと証言しており食い違っている)、切手の上に糊でコーティングして消印が残らないようにするなど、捜査方法を熟知した者でないと思いつかないような手法が取られているということがあります。また声明文を読むと、まるで兵庫県警の内部の動きを知っているかのような書き方をしているのです。

当時捜査に当たった人の話では、この事件にはタブーがあって、捜査しているとそれ以上踏み込めなくなってしまうということです。そのタブーとは、警察の身内の犯行ということの他に、韓国コネクションが存在するということで、捜査していると政治家などから圧力がかかってくるというのです。

事件発覚の早朝、小学校の校門の所に頭を突っ込む形で黒い車が止まっていて、30代から50代あたりの不審な男が2名、もしくは1名、複数の地域住民によって目撃されていました。最初、新聞もテレビもこのことを報道していましたが、A少年が逮捕されてからはパタリと言われなくなってしまったとのことです。YouTubeや2ちゃんねるなどで飛び交っていた関連情報を読んでみると、舞台となった神戸市須磨地区の住民には、この目撃について今後噂を立てないよう、警察や警察以外の人間達から圧力がかかっていたようです。そのことで須磨地区の住民は怯えていたとのことで、当時犬の散歩中に実際に不審な男を見たという人のコメントでは、この時警察の恐ろしさを心底知ったといいます。

この須磨地区は元々治安の悪い場所だったようで、酒鬼薔薇聖斗事件が起きる前から、金属バットで人が殴られたり、子どもが不審な男に突き飛ばされたり、シンナーを吸っている不良グループがたむろしていたり、動物の死骸があちこちに散らばっていたりと、不穏な事が色々と起こっていたようです。人口2300人のこの地域に交番は一つも無く、治安の悪さにたまりかねた住民から、交番を作ってくれるように度々訴えが出ていたそうです。この事件が起こった時も、元公安の警察から「ああ、あの兵庫県警ね」と、どんなことが起こってもおかしくないような言われ方をされる位だったとのことです。

また、兵庫県警はこの事件の捜査ではあまりにも動きが遅く、警視庁や当時の橋本首相から発破がかかった位でした。思うに、兵庫県警はやる気がなかったというよりも、韓国や中国と血の繋がりがある者が兵庫県警や須磨警察署内に複数おり、事件が起こった須磨地区に集中して住んでいる自分達の同胞を守っていたのではないでしょうか。 

酒鬼薔薇聖斗事件の犯行声明文(3通ある)を読んでみると、とても中学生の少年が書いた文章とは思えず、むしろ中年の男性が書いたような印象を受けます。これらの内容から犯人の横顔を想像してみました。

犯行声明文の「野菜」という表現は、日本人には無い発想であることから、中国系の文化的背景を持つ者であると考えられます。ダンテやニーチェの引用があることから、西洋的な知識も教養も備えており、特にダンテからの引用は、一般に流通していない大学の教授が使うような特殊な訳を使っているとのことから、相当な家柄の出身または大学のような研究機関との関わりがある人物であることが分かります。文学のフレーズを操り、絵も描くことから、芸術的才能に富んでいることも伺えます。社会的エリートの身分を嘱望されるような能力を持ってはいるが、人格的欠陥によって対人関係がうまくいかず、出世競争に負け、何かがきっかけで退職にまで追い込まれた(「懲役13年」というタイトルの声明文があることから、この事件の13年前?)、もしくは何かが原因で社会や警察組織に対し怨みを抱き、それを晴らすために今回の犯罪を画策したのではないかと想像しました。

手紙に描かれた独特のマークは、薔薇から滴る血のようにも見え、薔薇十字団の教えを連想させます。もしくはフリーメーソンの上位者で、オカルト儀式に深く関わる者とも考えられます。

なんだか眠いまま書いたので文章の流れがおかしく後で直します。

(つづく)

(参考)「神戸事件の真相を究明する会」のパンフレット

les pamphlets (netlaputa.com)