昨日会社の新年会があったのですが、料亭の玄関先に何故かこの写真が掛かっていました。
これは知る人の間では有名な写真みたいですが、幕末の薩摩・長州藩のオールスターが
一同に勢ぞろいしているという、魔訶不思議な写真だそうです。
長崎で撮られたということで、真ん中の白人親子はフルベッキという宣教師だそうです。
その前の日に、「天皇の暗号」という本を読んでいて、これと同じ写真が出ていたので、
「何でこの料理屋さんにこの写真が?」
と不思議でした。思わず会社の人に、
「これは坂本竜馬で、こっちが陸奥宗光で、こっちが西郷隆盛で・・・」
と知ったかぶりをかましてしまいました。
大室寅之助という少年が写真の中心におり(白人の子供の手前にいる顔の浅黒い人物)、
この人物が後の明治天皇その人ではないかと目されていることも。
実は明治維新のことは、日本人のくせしてちんぷんかんぷんだったので、
偉そうなことは何にも言えないのですが・・・
これらのそうそうたる強面の男達に守られている、
まだ弱弱しそうな少年の姿を見た時、やはりダビデの姿と重なりました。
明治維新が起きる直前まで、天皇は正当性のない北朝から輩出することが、
足利尊氏の時代から数百年もの間、続いていたそうです。
後醍醐天皇の系統の南朝こそが、正統な血筋を受け継いでいるとの考え方が
ずっとあって、歴史の水面下でずっとこの対立構造が続いてきたのだそうです。
それが孝明天皇が死んで、明治天皇の時代に切り替わる時、
正統性のない孝明天皇の皇太子が暗殺され、後醍醐天皇の正統な血を引く
大室寅之助にすり替えられた、という説があります。
明治天皇すり替え説↓
http://www.kanekashi.com/blog/2015/01/3657.html
この説に立つと、色々な矛盾が説明できるそうです。
昔図書館で「明治天皇すり替え」という、デーンとしたタイトルの本が目に留まり、
家に借りて帰って、ちょっとだけ読んでそのまま返したような。
自分の中に羅針盤がない時、何かを読んだとしても心に落ちてきませんね。
ここにきて、この説がやっとすっと入ってきました。
旧約聖書には、神様から相応しくないと烙印を押されたサウル王が滅びることとなり、
代わりに正しい神の器であるダビデが、王の座に就いたということが書かれています。
これが本当だとしたら、なんたる歴史の綾なのでしょうか。
暗殺された孝明天皇の皇太子は哀れだったですが、
後世の明治天皇評からしても、すり替わった大室寅之助の方が、
激動の時代を立派に指揮していくのに、相応しい人物だったように思えます。
明治天皇の作った歌を読めば、民のことを立派に慮る、王者の風格が
滲み出ているのではないでしょうか。
やましい心があったのであれば、あのような歌は作れないと思います。
ちなみに、鴨志田恒世さんの明治天皇の評にもあったように、
明治天皇はある霊力を有していたと思われるふしがあります。
もし神様からの油を注がれた、正統な血筋の者であれば、
そのような力を有していたとしても不思議ではないと思います。
「離れた場所の出来事も見通す千里眼(せんりがん)を持ち、接見した人が病気であれば
その場で直ぐに治し、明治天皇に悩みを相談すれば数日後には解決したという
本当の現人神伝説が、明治天皇の周辺にはあったそうです」
↓
http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/21bff1088c5727cbdd67a1715d0a3381
それにしても、いい人も悪い人も巻き込んで進んでいった明治維新には、
背後で神様の力が強く働いていたことを感じさせられます。
みな明治維新とか、坂本竜馬とか、何をそんなに騒いでいるのか、
と彼岸の火事(?)だったのが、やっとここへ来て、明治天皇がどのような人だったのか、
この時代はどういう時代だったのか、もっと知りたいという気持ちが湧いてきました。