天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

The GODFATHERS(教父達)(9)

ドイツの諜報部、あるいはゲシュタポは、ハインリッヒ・ヒムラーによって組織されていたが、イエズス会の制度の原則に沿ってのものだった。

ヒトラーは彼の友人にこう言っている。

ヒトラー:「ヒムラーは我らのイグナティウス・ロヨラのようだ。」

多くのローマ・カトリックの司祭は諜報部の黒い制服を着ていた。

イエズス会の神父ヒムラー(ハインリッヒ・ヒムラーの叔父)は、上級士官の一人だった。

650万人のユダヤ人が拷問に掛けられ、死んでいったのは、主にこの組織を通してである。異端審問はどんどん進行していった。

聖書を信じるプロテスタントユダヤ人のために祈り、助けようとした)は同様に強制収容所に行きとなった。

ユーゴスラビアでは、「分かたれた兄弟」のギリシャ正教会のメンバー(セルビアンと呼ばれる)は、イエズス会に率いられたカトリックのグループ「ウスタシ」によって殺された。

犠牲者達に負わせたものすごい拷問と殺戮は、ほとんど書くのに忍びない。多くの司祭達が、カトリックの「ウスタシ」の殺戮部隊のメンバーだった。

戦争の後、およそ100万人(大部分は正教会のメンバーだった)を殺したAndrija Artukovicはアメリカ合衆国に逃れた。

ユーゴスラビアは彼の犯罪を償わせるために、ほとんどArtukovicを引き戻しかかったが、ローマカトリック組織(スペルマン枢機卿)のお陰で、カトリックアメリカの出入国局と諜報組織をコントロールし、ユーゴスラビアに逃亡犯を引き渡すのを阻止した。

教皇ピウス12世は、とても喜んだ。これらバチカンの敵は、彼の神聖のもとに膝まづかなかったため、恐ろしい代価を払っていたのだ。

ヴァチカンでは、オーガスティン・カーディナル・ベアが、第二次世界大戦中とその後で起こったことの概説をしてくれたのだった。

戦争が終わりに近づいていた時、ソビエトの軍隊(アメリカから武器の供給を受けていた)は、同盟国がヒトラーの軍隊を壊滅させながらドイツに押し入っている間に、東から攻撃した。

ヒトラーの秘密裡の要求に応えて、フランコ将軍は彼の有名なブルーアーミー(ほとんどがバスク人の兵隊であった)をドイツに送った。

部隊全体は同盟ラインを通して運ばれた。それはヴァチカンの旗を付けていた。同盟軍は、その役目は修道女や司祭や修道士を、殺されないよう助けるためだと教えられた。

ブルーアーミーはベルリンを守りながらドイツ人と戦った。アドルフ・ヒトラーは自分は負けたと知った時、自殺を決行し、海軍将官のKarl Doenitz(善良なローマ・カトリック)がナチ・ドイツの指揮をとった。

ナチが約束していたように、ブルーアーミーがスペインへ戻ってくる代わりに、海軍将官Karl Doenitzはその列車に載っているドイツの金を取り上げ、ヴァチカンのため、スイス銀行に収めるためスイスへと送った。

ブルーアーミーは裏切られた。生存者のほとんどは、結局ロシアにある刑務所へと辿り着いた。

アメリカ人は、自分達の路線を通っているその金を載せた列車を、負傷者のための医療用具を輸送する、教皇からの「慈悲の列車」と告げられていた。

彼らが教皇の旗を見ると、列車は検閲なしに通過したのだ。

わずかなブルーアーミーの生存者で、スペインに戻った者は、ドイツの金についての本当の話を、確実に世界から秘密のままにしておくために、撃たれるか精神病院に入れられた。

しかしこの陰謀の一部を担っていた特別な将校達は、栄誉のうちに帰還し、その労によく報いられたのである。

(つづく)

原文はこちらで見れます↓
http://www.fmh-child.org/Godfathers/Godfathers5.html