イエズス会はフランスやベルギー、その他で第5列を作っていた。(第5列とは、彼らの武器を放棄する準備ができており、彼らの敵が彼ら自身の国民を捕らえるのを助けるため、できることは何でもするという秘密の軍隊である。※訳注:国の内部に潜むスパイのこと。)
これらの国々の中にいるカトリック・アクションと呼ばれるその組織が、第5列である。
信者:「神父、あなたのメッセージで心が震い立ちました。すごいことが起ころうとしていますよ。」
こうしてドイツの戦争への道が準備されていった。
司祭:「私はドイツが勝利をおさめることを望んでいます。負かされたものが勝利者の勝利を望んでいる、ということを聞くのはおかしなことではありませんか。それはこの戦争が以前のものとは違っているからです。それはまさに宗教戦争なのです!そうだ、宗教の戦いだ。」
フランスでは、ナショナル・カトリック連合の名の下で働く、カトリック・アクションが第5列となっていった。イエズス会士はカトリック信者に、教皇がヒトラーの背後にいるから、その時が来たら、カトリックのナチ軍隊に仕える準備をしなさい、と言っていた。
フランスがドイツの戦車に侵入された時、フランスはカトリック・アクションのお陰で、およそ30日以内で陥落した。
コフリン:「ドイツの戦争はキリスト信仰に対する戦いだ。」
彼はまた主要都市の中心にある、秘密の「奇襲班」の世話をしていた。それはロヨラの息子達による方法で統率されており、ナチのエージェントによって訓練されていた。
ピウス11世は1939年の2月10日死んだ。それはまた別の不可解な死だった。
ピウス12世が権力の座に就いた。彼はナチの勝利を祈っていた。
ドイツ、イタリアそして日本が世界と戦い、何百万人もの人が殺さ、傷つき、致命傷を負った。6年もの血みどろの間、戦争は続いた。
(つづく)