天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

続・職場地獄(3)

何でも自分がまずやらねば気が済まないという彼女に対しては、徹底してサポートする側に回りました。

彼女はいつも施設長が悪い、仕事ができないと言い、私を悪口に巻き込もうとします。

前に勤めていて、既に辞めていった人とは、すっかり共犯関係が出来上がっていました。

彼らの様子を見ていると、お互いの不幸を増強し合っているように見えました。

「この子の思考回路に巻き込まれたら、こちらも不幸のスパイラルにはまり込むことになるぞ」

と内なる声が聞こえてきたので、断ち切らねばと思い、神様に祈りながらの毎日でした。

「貧乏くじ引いてると思っているけど自分の捉え方次第なんだよ。上司と同僚に感謝の気持ちを持った方がいいよ。」

別にはっきりと言ったわけではありませんが、そのような思いを持ってずっと接していました。

ところで世の中には凍りついた目の人が割りと多く存在します。目に温かな光がない人達です。

こういう人達は感情の発達が乏しい代わりに、理屈で考えるのが得意なようです。

そして何か自分に対して不都合があると、自分が悪いんじゃなくて、まず人が悪いと判断する傾向があるように思われます。

まず自分に原因を帰結させるんじゃなくて、先に人を攻撃してきます。

彼女もこういったタイプの一人でした。できれば人生であまり関わりたくない人達です。

しかし、神様の大いなる取り計らいのため、こういう人が自分の近くに置かれたということは、乗り越えなきゃならない課題のはずです。

それが嫌で逃げることもありますけど。

そういう人でも人間として素晴らしい所はたくさんあります。

できるだけいい所は見習って自分に取り込もうとしてきました。

そんな試行錯誤の毎日を過ごすうちに、彼女の心も少しずつ和らいでくるのを実感するようになりました。

彼女は「早くこんな職場辞めてやる」とよく言っています。

もしそれが果たせたとしても、自分の物事を捉える心が変わっていなかったならば、再び同じ不平不満が湧いてくるのでしょう。

と、これを書いている自分も、常に強力な感謝の念を沸き起こしていないと、蜘蛛の糸カンダタみたいに、すべーっと滑り落ちてく気がします。

そんな中でも一区切りついた最近の状況でした。