天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

幽玄の地 奥永源寺(1)

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昨年9月に滋賀県の愛知川という所に行ったのですが、

その時にこの「湖東地域」(湖=琵琶湖)が気に入り、もう一度行ってみたいと思っていました。

湖東地域は秦氏が入植した場所として有名で、近江商人の活躍した場所でもあります。

日本の古代史に興味が湧いてきた者としては、是非訪れてみたい場所でした。

と思っていたら、この前の土曜日に行く機会ができて、今度は東近江市の奥にある

永源寺地区という所に行ってきました。

永源寺地区でも、さらにそのまた奥にある「奥永源寺」という場所に行ってきました。

いや~ここはすごい所だった。

その奥永源寺に行くまでに、

JRの和歌山~大阪~京都~滋賀というルートを通るのですが、

滋賀に入り近江八幡という駅から、やたらと運賃が高い近江鉄道に乗り換えます。

そして八日市という駅で降り、東近江市へとまず向かいました。

この和歌山~大阪~京都~滋賀というルート、車窓の風景が本当につまらなく、

よくある日本のガチャガチャした街並みがひたすら続くだけなのです。

しかし近江八幡駅に近づいたあたりで、あたりの風景が一変しました!

鉄道からほど近くに、どーんと三角山がそびえ、

いかにも意味深な感じで、そこに鎮座しているのが見えました。

実は以前愛知川に行く通過点で、この山を見て心ひかれるものがあり、

この付近をいつか訪問してみたいと思っていたのです。

そこに行けば何かある、ということを感じさせる雰囲気なのです。

後で調べたら、この山は「太郎坊」という名前だということが分かりました。

三角山は日本の古代ピラミッドという説もあり、

太古の昔、きっとここでも何らかの祭祀が執り行われていたに違いありません。

今回は太郎坊を見学することはできませんでしたが、絶対またここに来ようと思いました。

八日市で降りて(社会科で習ったあの「八日市喘息」の街?!)、

まず東近江市の市役所を目指して歩きました。

東近江市は落ち着いた瀟洒な雰囲気の街でした。

いつも思うのですが、地方の方が丁寧に街づくりをされているようで、町並みに好感が持てます。

市役所も付近の庁舎もお洒落な雰囲気の建物で、趣味の良さを感じさせました。

しかし何といっても、市役所の真正面に、2体の狛犬が置かれていたのにはびっくりさせられました。

湖東地域は秦氏の本拠地です。

こんなにもはっきりと、狛犬秦氏の繋がりを示すものに出会うとは思ってもみませんでした。

(写真は列車から撮った太郎坊)

(つづく)