全文の和訳がざっとできました。
後はどんどんアップしていくだけです。
全部で15、6回位の分量になりそうです。
キース氏がとまどいながらもこの霊団に曵かれていく様子が書かれています。
不思議なわざや巧妙な教えを通し、
無垢な人々を引き込む仕掛けが少しづつ見えてくると思います。
---------------------------------------------------------------------------------------
パンフレットには、彼らはクリスチャンの慈善団体で、霊的方法で人類を癒すという類の働きを行っているという説明がしてあった。それにはこう強調してあった、これは非常に特別な働きで、それに適している人はとても少ないので、一般市民からのメンバーは、彼らが無償でそのヒーリングの賜物をとても自由に使う時には歓迎しますと。
瞑想の形で行う礼拝の後に、催される集まりは何もなかった。リーダー(今は司祭と呼ばれている)は彼の左にある祭壇の着いた聖書台に座っていた。歌ったり、聖書を読んだりすることはなく、"光りの世界"からの教えを土台にして行われる瞑想を行うだけであった。
ロッジの”魂の啓発者”はこれらのことを運動の創立者のために書き留めていた。後で私達は知ったのだが、”魂の啓発者”はその知恵と優しさで有名な”赤いインド人”であった!人類を助けるため、愛の探究のため、彼は地上に何度も輪廻してきたと教えられた。
パーシーがそう言っていたにも関わらず、これは結局スピリチュアリズムではないか?と確かに私は思った。しかし、静けさと平和、愛をもって与えられる癒しによって、父に回復してほしいとの私の願いと相まり、恐れは静められ、ここにいる一番の目的が、神は本当にいるのか、または想像の産物なのかということを見い出すことだということを忘れさせた。
瞑想の後、これらのヒーリングを願う人々はサークルの中心に立たされ、ヒーラーたちによって個々に治療を受けた。初め、オーラは患者の体に触れずに取り除かれた。それからたまには触れることなしに、頭の中心から、時々はチャクラを通して癒しの光線は注がれた。
私達は、頭と背骨の色々なポイントに魂の”窓”があると教えられた。オーラは肉体を超えて放出している魂の延長線だと考えられていた。ずっとそれに影響を与えるという見方で、このように魂のヒーラ達は、患者の不死の魂に直接に介入することを目指していた。
それを感じることができたので、彼らが力の光線を持っていることを私は知っていた。しかしそれは神から来ているものなのだろうか?静かな聖所の内においては、本当にそのように思われた。
ヒーラー達の優しさや気配りは、誰が見ても明らかであった。しかし、イエスについてはさらりと「私達の内の一人だ」と言われていたのを除いて、一度も語られることがなかった。私の心は教えられたことに対してまだ疑問を持っていた。
しかし、もう一度私の父は癒された。病棟の医者は、父の癌が小さくなっていく様子に驚き、この2度目の”奇跡”によって、私は彼らと一緒に留まることをどうしても選びたくなった。
ロッジは彼らの中に感じることのできるパワーを持っていたが、全ての人が感じられたわけではなかった。私は妻に自分と一緒に訪問してくれるようせがんだが、彼女は全く影響を受けず、公表しているように彼らはクリスチャンだとは思わないと考えていた。
ある人が全くマインドコントロールの力のもとにある時(それは彼岸の啓示を受けた者達と共に瞑想によって達成されるのだが)にだけ、ロッジ内にこのスピリット団体のただ一人の教師でありリーダーがいるとかなりはっきりと告げられる。
創立者の魂のガイドは、地上のブラザーフッドのメッセンジャーであり、真理を語られた後「人がこれを受け入れられなければ、どこか他で探究するのがよいだろう」と、とても穏やかな口調で、思いやりのある理解心をもって探究者に言われる。ある者は去るが、ほとんどはその段階までに混乱して戻れなくなる。スピリチュアルな訓練が強要されるにつれ、自分は神に仕えているんだというふうに人に思わせてしまう。
彼らが進化した魂と呼ぶ者と交信する手だてとして、イマジネーションを使うことが奨励されている。影響されやすい魂は、現実とはかけ離れた永遠の夢の世界の中の暮らしに引き込まれてしまう。それではロッジはどのようにして生まれたのだろうか。
ヒーリングロッジはいかにして設立されたか
創立者は国中に知られている、色々な教会やホールを訪問し、その力をデモンストレーションしている霊媒であった。1930年代のある日、彼女は聖白色同胞団として知られている進化した魂のグループより、彼女に会うようにと指示されたフランス人の訪問を受けて驚いた。彼はこのパリのポレールブラザーフッドのリーダーだった。
彼女はこのブラザーフッドのことは聞いたこともなく、そのフランス人がもう一つの世界大戦があるだろうということと、パリのグループは破壊されるだろうということを説明された時、驚いた。神が地上に戻ってこられるまで平和が支配するように、彼岸の”賢き御方”が、善と悪の力を引き離しておく霊的な緩衝役のような活動によって、人類の問題をコントロールしているということを、彼は続けて説明した。
この何にもまさって重要な仕事を成し遂げるために、地上の弟子達には秘密を守ることが大いに要請されている。もし彼女が、私達は神ではなくサタンの王国に住んでいるということを思い出したならば、サタンだけが、悪の力に打ち勝つ善の力を抑制することに関心を持てただろうということに気づいたかもしれない。
そうであってもなくても、彼女の哲学的な考えにすっかりはまり込んだ。とりわけそのサイキック能力によって、ブラザーフッドは彼女をフランスの団体が破壊された時の新しいリーダーになるように彼女を選んだということを聞かされたときに。
よく考えた後、彼女はパリのポレールブラザーフッドに入るよう、イニシエーションを受けるため、パリへ行った。それから彼女のスピリットガイドは、彼女が地上に何度も生まれ変わって生きてきた時、その運命を成し遂げることができるよう、子供の頃から指導し、守ってきた白色同砲団のブラザーであるということを明かした。
後で、時々彼女が教えられた輪廻の情報を裏付けると思われる、エジプトの2つの像の写真を受け取った。像は驚くほど自分と夫に似ているところを持っていた。
私達はパリのグループが生まれたのは、メンバーの一人が幼い時、山でキャンプをしていたらとても歳とった隠者と出会い、友人となったのがきっかけだったと聞かされた。その隠者は、人類の運命をコントロールしている彼岸の賢い御方のことを話した。その日、彼らは別れを告げ、隠者は小さな包みを渡し、その若い男に、未来のある時が来て、危険に脅かされるまで、くれぐれも注意してそれを守るのだ、と忠告した。その包みに入っている注意書きに従うならば、すぐに助けが与えられるだろうと。
若い男は、その包みを放り投げておいた。何年か後、彼はひどい危険に遭い、包みを開けた。そこには瞑想して、複雑な数字のシステムを用いて質問しなさいと指示してあった。思いの中に記号の形で答えが返ってきた。それは記号だったが、同様に暗号は包みの中にも入っており、彼の問題を解く答えが返ってきた。彼は友達とともに定期的に交信を始め、そのようにしてそのムーブメント(彼らの主張によると、以前はcathars(カタリ派?)、グノーシス、Albigenses、死海文書で有名なエッセネ派、聖堂騎士団などとして知られていると)の復興が始まった。彼らは輪廻したブラザーとして、常に偉大な能力を持つイエスや聖ヨハネ、シェイクスピア、ベーコン、アーサーコナンドイルなどのような男達だったと主張している。
私の自然な探究心によって、この古代から続く霊団について、もっと知りたいと思うようになった。彼らは明らかに霊媒が語りかけているような死者の霊とは違っていた。彼らは知性、知識、霊的な力を持ち、同じように物質的な力も急速に獲得しているようだった。
”力の光線”?
これは憂慮すべき問題だった。光線は悪の力と戦うために必要な力で、これはなぜその光線の働きが重要なのかという理由になっていた。彼らの秘密主義は、悪魔が彼らを最初に見つけてしまうかもしれないということから説明されていた。人がその働きに関われば関わるほど、闇の勢力に対して危険が高まるということだった。このように、”彼岸の賢い御方”との毎回の交信の後に、守りの態勢が各々メンバーと患者の周りにひかれていた。 彼らはこれを視覚的な心霊パワーを描くことによって行っていた。
自分と患者の足の下から始まって、上へ行き、左右の側の周り、頭の上、下ろして行って、まっすぐ体を通して下げて行き、地面へ戻すという方法である。このように彼らが「守り」と言っているものは、実はサタンのために地上に魂を縛っているということなのだ。
"賢き御方"達とのこのようなコンタクトは、同じように各ブラザーによって、夜も昼も、可能な限りいつでも、3時間ごとに行われた。これは霊達の作用が完全に及んでいるということを示すものである。
一般の癒しの集会は毎木曜日の夜にあった。すぐに私は月曜日の夜に、もう一つの集まりがあることに気づいた。これは、秘密のブラザーフッドでインナーブラザーとアウターブラザーから成るものだった。私がロンドンと本部のロッジを訪ねた時、再び同じように平和な印象と清潔さに感銘を受けた。
全てのメンバーは、私のように過去にクリスチャンであり、自分達が教えているものを明らかに信じていないような、司祭や主教に嫌気がさしており、真理を探しにキリスト教の教会の外へ出て行った人達だった。
教会には私の家族と繋がりがあり、個人的なスピリチュアリズムへの関心があったのだが、私は英国国教会で洗礼を受けた。教会には子供の頃定期的に出席していて、その教会で結婚もしていた。私の妻と私は、子供達をクリスチャンとして育て、スピリチュアリズムからはよく引き離すようにしていた。
私は今自分の両親に深く感謝している。このクリスチャンとしてのバックグラウンドがあったために、後で続いて起こり、最終的には同胞団の欺く霊の仕業だと分かったものからの守りとなったためである。また、少なくともその霊団のトップが、彼女のガイドによって、本当の姿を現した時のような、私が助けを必要としたときに神とコンタクトを取る方法を与えてくれたことに対して。(後で悪魔との出会いに記す)
私が霊とコンタクトを取ろうとしているとき、私が受けたメッセージはいつでも2種類のものがあった。一つは亡くなった親戚だと称するもの。もう一つは神と真理についてのもの。どちらも証明できないので私にはお手上げで、イエスが神の子であるということが信じられなかった。それで私は真理探しの旅に出かけ、今出席しているヒーリングロッジを見つけたという次第である。
私はブラザーフッドからのメッセージを受け取れるようなトランス状態に入ったが、いつも自分が何をしているのか意識しており、自分の完全なコントロールを引き渡すことにはならなかった。いつも自分が告げられたことに疑問を持っており、「ブラザーフッドの真実について引き続き見い出さなければならない」と、自分に言い聞かせることを投げ出すことはできなかった。
(つづく)
原文はここから読むことができます。
↓
http://www.bbc.co.uk/dna/h2g2/U549095
Keithさんの証しはビデオでも見れるようです
↓
http://www.tangle.com/search?search_text=spiritualism&type=vid