天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

聖白色同胞団を脱会した人の証言/和訳(16)

この証しの訳もそろそろ佳境に入ってきました。


ドネガルの悪魔

 自分に起こったこと全てのストレスから逃れようとしているとき、家族で過ごしている休日に、更にこのスピリットブラザーフッドの力を確信させられることが起こった。

 アイルランドでの待望していた2週間の休み(1968年7月)から家族と私が戻ってきた時電話が鳴っていた。困惑させられるような出来事のせいで、私達は南への旅行を2日だけに短縮させられてしまった。私が受話器を取ると、人目をはばかったような声がした。

「キース。ブラザーフッドは全ての強力な星と宇宙的なブラザレンと繋がって、君に『光』を集中させているぞ。君が自分に起こったことを書くのを止めさせるために。」

 その声はもう一人の保険調査員の友人であることを知って、私は言った。

「イアン心配しないでくれ。彼らが私を黙らせようとしているのは知っている。彼らの力が私と共にあるのを感じているよ。だが神の力は彼らの力よりも強い。神は私を護る外套を私の周囲に掛けてくれている。私はちょうど休暇から戻ってきたところで、彼らは送...」

ガチャリと音がして、電話は切れてしまった。

 霊のコントロールがあまりにも完全だったので、彼らがオカルトブラザーフッドに入るイニシエーションを受けた時に、魂は自発的に従うようになるし、彼らのサークルを去った者へ、書いたり話したりさえすることを恐れるようになる。

 2ヶ月間、私の友達は私に手紙を書いてよこしたり、電話を掛けてくることを拒んでいた。明らかに、彼にはまだいくらか自分の心が残っていた。そうでなければ私に忠告することはできなかったであろう。

イニシエート達が通り抜ける洗脳によって、彼らの不死の魂をいわゆる白魔術に仕えさせるため虜にしてしまう。悲しいことに、彼の忠告のあと、私は何度も彼と連絡を取ろうとしたが、30年経った今でも二度と彼の声を聞くことはない。

 事実は小説よりも奇なりと言われる。私がメンバーだった合法的に登録された「キリスト教の慈善団体」によって、今のこの時代におよそ18ヶ月前には信じようともしなかった、物質化された悪魔を体験しようとは。

 例としては、私の肉体的な目で見ることのでき、ものすごい化物の形を取った、私ともう一人の友達をひどく凍りつかせ、殺そうとした、バークシャーでの蛸の幽霊や、霊の魔女、私がドネガルでの休日にちょうど出くわした悪魔達などである。

最悪の悪の出現と明らかに最も恐ろしかったのが、まさに私が逃れて来、私の友人のイアンがまだそこに在籍している、オカルトロッジの指導者の体から出現し、彼女の姿を変貌させてグロテスクな悪魔であった。

 私はリーディング(?)からベルファストへの職場異動の機会を掴み取った。私の魂を捕らえているスピリットマスター達から、自分を引き離すということのためだけに。悲しいかな、彼らは肉体および霊的なトラウマを伴って私の所にやってきた。

これは神が御自身を私に啓示してくださったことにおいて頂点に達したが、非常な重圧であった。これらの経験から立ち直ろうと頑張って、アイルランドでの休暇旅行に家族と連れ立ったのだった。

 最初の日に私達はドネガルの街に留まった。私の一番上の息子と、私が旅行者用の掲示板に立ち寄るためである。その間、妻と2人の下の子供達が買い物に出掛けた。

妻と下の子供達は車に遅れて戻ってきた。彼らは私にとても興奮して、奇妙な田舎風の歳取った女性が、彼らに話し掛けてきたと言った。

 ほとんど注意を払わないで、彼らをまとめて車に乗せ出発した。その街外れで妻は叫んだ。

「あの女性がいるわ。乗せてあげて。」

私は車を止め、彼女は3人の子供達と後ろの席に乗り込んだ。その週の後で、どのようにして彼女があんなに短い時間で、あんなに遠くに来ることができたのか不思議に思うようになった。

 乗り込んで来たとき、私は「こんにちは」を言うために振り返った。私は彼女がとても歳を取っていることに衝撃を受けた。黒いフードのついた外套を着ており、彼女の頬は赤く、深い皺が刻まれた革のようであった。彼女の鍵鼻は、パントマイムの魔女にとてもそっくりだと思った。

何度か私は彼女が何処に住んでいるのか訊ねたが、その度に「ただずっと進んで」と返事が返ってくるだけだった。

 私は自分が目指していたのとは違う方向へ何マイルも運転していた。村に近づいたとき遂に目の前に海がきらきらと光っているのが見えてきた。彼女はとても細くて、険しい丘まで続いている曲がりくねった田舎道を、右の方へ上ってくれと私に頼んだ。周りに家は見えてこず、私が何処か近くに住んでいるのかと訊ねても、何の返事もなかった。

 すぐに厚い生け垣が両側の視界を遮り、道はちょうど車一台分の広さであった。それがすっかり平らになった時、彼女は止まるように言って車を降りた。

私は彼女が何処に住んでいるのか興味を引かれて、かなりゆっくりと一台分の長さ位にそこから車を動かした。後部のミラーと同様、両方のサイドミラーを見ていたのだが、私は彼女を見ることができなかった。けむに蒔かれたように、私達は皆彼女を見失ってしまった。私は車を止め、彼女が落ちたのではないか見るために車を降りた。

 彼女はどこにも見当たらなかった。生け垣を探したが、それらには入り込めない作りであった。文字どおり彼女は空気の中に消えてしまっていた!彼女にさよならを言うのに、私はぐるりと振り向き、すぐに引き返して鏡を見たが彼女はいなかった!

 何日か後で、かつて幽霊や亡霊は鏡に写らないということがどのように信じられていたかを思い出した。だが、その時は彼女を疑う何の理由もなかった。

私の関心はもっと、自分達がどこにいるのかということや、今晩泊まるため正しい道に引き返すことにあった。最後に私は彼女を探すのをやめ、運転を続けた。すぐに私は、南ではなく、自分が行こうとしていた北へ向かった。

 それは美しい夏の午後だった。私達は太平洋岸の海岸線の美しい景色を楽しんだ。突然私は恐ろしい感じがした。

誰なのか、何なのか、全然分からなかった。私はただひたすら増大していく恐怖と、何かとても悪い影響から逃れたいと切望していただけだった。私に分かっていたのは、ある危険から逃れなくてはいけないということだけだった。暗い予感の影響が私にのしかかってきたようだった。

(つづく)


原文はここから読むことができます。

http://www.bbc.co.uk/dna/h2g2/U549095

Keithさんの証しはビデオでも見れるようです

http://www.tangle.com/search?search_text=spiritualism&type=video