天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

宇宙人詐欺(2)

ジャック・ヴァレーというフランスのUFO研究の第一人者は、宇宙人やUFO現象は悪魔憑き現象に似ていると断じています。宇宙人というのは彼らの噓で、実際は地球内部に棲み、そこから来ている悪魔だと捉えています。近年ではこのように考える研究者が少しづつ増えてきているのではないでしょうか。

このS氏を指導している宇宙人(悪魔?)は、キリストのことを宇宙人に仕立てたくてしょうがないようです。キリスト宇宙人説や、知的生命体である宇宙人が人間を創ったという説を唱える本やドキュメンタリーをよく見かけますが、彼らが与える霊感の下に作られたものでしょう。

S氏は、キリストが天皇とグレイの混血であると言い切っています。また、キリストはエルサレムでの十字架刑から逃げてきた先の青森で、子どもを22〜23人もうけたと言っています。彼らは滑稽なイスキリの話が大好きですね。

探検家のロン・ワイアット氏がゴルゴダの丘の地下で聖櫃(せいひつ)を発見し、その蓋の上にかかっていた血のような黒い染みを分析してもらったところ、これがY染色体が欠損しており、単性生殖で生まれた特別な血であることが分かったそうです。この証拠からもキリストは子孫を残せない体であり、この証拠からも氏が言っていることはナンセンスなことだと分かります。

キリストが結婚して子孫を残したという話しはダヴィンチコードで特に有名になりましたよね。薔薇十字団などもその教えを強力に進めていたりして、悪魔側はキリストの神性を否定したい気持ちでいっぱいのようです。S氏が「神はいるのか」と宇宙人に聞いたところ、「いない!」と怒られたと言っていました。全能者や本当の救い主がいることを知られたくない悪魔達がいかにも言いそうなことです。

何といっても極めつけは、キリストがホログラムの投影を練習していたという話しです。違った場所に同時に現れる自分のホログラムに合わせて、異なる言語で喋るトレーニングをしていたというのです。キリストはこれがうまくできなかったと。それで、S氏もそれを練習することになったと。これを聞いて笑ってしまいました。このエピソードは、宇宙人たちがホログラムを使ってキリスト像を人間に見せる練習をしていることを、彼ら自ら暴露しているからです。

ホログラムという手法は、歴史を通して、悪魔側が人間を幻惑するために大いに活用してきた手段でしょう。ニューエイジ関連の話しにも、ホログラムで投影されているかのような、生気のないキリストや預言者のことが出て来ます。有名なのはポルトガルで起こったファティマの聖母事件でしょう。子どもたちがマリアの幻視を見たり、空中で激しく回転させられたりしたUFO絡みの騒動ですが、これはホログラムを使った宇宙人的詐欺の代表的なものだと思います。

キリストの話し以外の映像もチェックしてみました。どう見ても悪魔崇拝を行っているとしか思えないことを、氏が表情一つ変えないで淡々と喋っている姿を見て、完全に向こう側に取り込まれている・・・と思ってしまいました。

伏見稲荷の霊験があらたかなので拝むとよいと言って、白い蛇の像の飾り方について女性に指導していました。S氏は宇宙人だけでなく、蛇信仰も狐信仰も持っているようです。

全国の稲荷神社の力の全ては本尊から来ていると言い、本尊のおぞましい作り方を詳しく披露していました。これは生きた人間の肉と骨をバリバリ喰らうという、残忍なボン教の女神ダキニ天信仰そのものであります。

話しの中でそれに関係するマントラ(真言)をサラサラサラと諳んじる姿を見て、何でこれを氏が知っているのだ、やはり八咫烏の長の家系に生まれたということは、ただ事ではない、幼い頃から相当な訓練を積んできたに違いないと思いました。これらの情報を聞かされている女性達は、一様に先生はすごいと感心しているようでした。

S氏の背後にいる宇宙人的な存在は、隠された素晴らしい(?)情報で人間を幻惑し、自分たちのことを信用させるという手口を使っているように思われます。なので、S氏の言っていることも本当の情報の中にかなりの噓を紛れ込ませていると思ってかかった方がいいと思います。というか、聞けば聞くほど、このような人物に近づくのはかなり危険だと思いました。

(つづく)

↓S氏の映像を文字起こししたHPのリンクです
http://www51.tok2.com/home/slicer93190/koshin.html