「わが一族は個にして全 全にして個」 by 王蟲
皆様あけましておめでとうございます。年末年始はどのようにして過ごされましたでしょうか。昨年同様元旦は穏やかな日本晴れとなりましたね。年末年始はいつものように大阪の叔母の所に身を寄せ、関東からやってきた父も加わり、従弟達と共に過ごしていました。そして昨日京都に戻るやいなやキリキリとした腹痛に襲われ、まる一日動けず寝込んでいました。年頭ですらこの有様。一体何なんだ。ようやく蘇りつつありこれを書いています。
神様の下に日本人が一つの民である感を年々深めているのですが、海南島のヨハネさんという方の面白い証を読んで、https://ameblo.jp/kainan1933/entry-12170780418.htmlやっぱり神様の目から見て我らは一つなのだということを、あらためて確信しました。(海南島のヨハネさんを通して日本人全体に語りかけているように思える)ぐでんぐでんな酔っ払いに象徴される霊的に死んでいるような人でも、ひとたび神の霊を受ければこのように神の預言を始めるということを表しているのでしょうか。厳粛な事実をユーモアを織り交ぜて伝える神様の方法がナイスです。
ある人の話で、外国人の英語の先生が日本人の生徒を教えていて、よく生徒が「we Japanese, we Japanese,」と言うよね、と先生から言われたというのがありました。まさしく自分も周りの人もよく「日本人は~だから~」「これだから日本人は~」などと自分達のことをひっくるめて称することが多いよなと思いました。
また、昔教会に来た韓国からの一行が、その教会に元々いた韓国人とは別々の席に座っているのに気づきました。何故同胞なのに互いに近くに寄っていかないのだろうと不思議に思ったことがあります。このような時、日本人であれば「やあやあ」とお互い寄って行きそうなものなのに。これらのことから、私達日本人は一つの民としての同胞意識が強いのだと気づかされました。共にヨルダン川を渡りエジプトを抜け出て来た記憶からか。
お正月の話ですが、人生をかけて神の言葉を握りしめてきた大阪の叔母と対比して、どういうわけか叔母の息子さん達はキリスト教信仰とは無縁に見える生活を送っているようです。ですが自分の目から見て2人とも明るく清らかな雰囲気があり、背後に叔母の絶えざる祈りがあることを感じていました。今回2人の話をよく聞き、その生活態度を見て、実は心の奥底で神の存在を求めていることを感じ取ることができました。日本のクリスチャン2世、3世はこのような状態の人が非常に多いのではないかと思いました。
面白いことに、昔暴走族で現在スノーボードに人生を捧げている2番目の息子さんは、唯一まことの神という発想がなく、八百万の神という概念の方がしっくり来ると言っていました。母親の押し付けてくる聖書の話に反発を感じているようで、子どもの頃教会で育った割にはどうしてそういう発想に至ったのか不思議でした。よくロック音楽を聞いているからなのだろうか。
以前にも書きましたが、この彼は神輿を見たらかつぎたくなるという人で、母親は彼のことをお祭り男だと称していました。ですが話を聞いていると、常に正しいことは何なのかを求め、人生において道義を通すことを目指しているように思え、神様の霊が彼を導いておられるように思われました。
一方長男の方は、自分の人生の目標をどこに定めてよいのか迷いの真っただ中にあるようでした。それが分からずこの頃は死ぬことさえチラつくと、酒に酔った勢いで自分の深刻な内面を告白していました。ですが彼曰く、自分の中では何が正しいか常に羅針盤のようなものがあり、自分が何をすればよいのか分かっているが、それに従っていない、また他に話してもこの思いを分かってくれる友人がいないと言っていました。
この長男の方の苦悩はまさしく自分も持っていた苦悩だったので、もっと話を掘り下げて聞きたいと思っていたら、途中で次男の方が「弱いなあ」「もっと気分良くなる話をしようぜ」と茶々を入れ出し、長男がブチ切れ、「お前外に出ろ!!」と兄弟喧嘩が始まり、せっかくの話が立消えてしまいました。
これら息子さん達を見ていると、昔の彼女が創価学会の熱心な信徒さんだったり、宗教施設を見ていちいちそれに反応していたり、私のスピリチュアル話に興味を示したりと、結局2人とも神様の世界に憧れはあるが、自覚的に神様と和解ができておらず、何となく反発している状態を保っているのかなと思わされました。
そして2人に限らず、自分も含めて人間が神様の思いに無駄な抵抗をし続けていることがいかに多いかを思いました。神様の用意して下さっている、有り余る程の恵みを受け取ることができないでいるのは、やはり素直になれない自分側の反抗心であることを思いました。
日本人よ、まことの神と和解せよ!
と強引にしめくくってみる念頭所感でした。
お正月のテーマ曲:Te Deum(テ・デウム)
https://www.youtube.com/watch?v=wQtVBww6npQ
あなたを、神を、われらは誉め、
あなたを、主を讃えます。
あなたを、永遠の父を、全地は敬います。
すべてのみ使いたち、天と世界の力ある者は、
ケルビムも、セラフィムも、絶えず歓声を上げます。
聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の主なる神。
天と地はあなたの偉大なる栄光に満ち溢れます。
栄光ある使徒たちの合唱、
讃えられるべき数々の預言者、
潔き殉教者の軍勢が、あなたを讃美します。
全地にあまねく聖なる公会は、あなたを讃えます。
永遠にいます大いなる父と、
尊きまことのひとり子、
そして、慰め主なる聖霊を。
栄光の王キリストよ、
あなたこそ、父のとこしえの御子。
あなたは人々を救うために、
いとわずおとめの胎(はら)に宿られ、
死のとげに打ち勝ち、
信ずる者に天国を開かれました。
主は、父の栄光のうちに神の右に座し、
審き主として来られることを信じます。
どうか、あなたのしもべをお助けください、
あなたの尊い血によってあがなわれた者らを。
主の聖徒たちと共に、永遠の栄光のうちに列せられますように。
主よ、あなたの民を救い、
あなたの世継ぎを祝福し、
永遠にこれを治め、高めてください。
私たちは、日ごとにあなたを祝し、
世々に限りなくみ名を誉め讃えます。
主よ、今日も私たちを罪なくお保ちください。
私たちを憐れんでください、主よ、私たちを憐れんでください。
主よ、あなたの憐れみをお与えください、
われら、あなたに依り頼む人々の上に。
主よ、あなたに依り頼みます。
揺るぎなく、とこしえに至るまで。