司祭は決して私に最後の審判のことや、霊に対する罰やさばきのことを教えてはくれなかった。
自分の魂に、ポーランド人の司祭に対して冷たい怒りが沸き上がってきた。
私は彼をひどく嫌悪した。
私は彼が私にくれたよいものをもたらすヒントである「全ての霊の王はイエス・・・」
という言葉を全く忘れてしまっていたのだった。
3番目のFelbuss(サイレンの名前?)の言葉が、私の心に浮かんだ。
私は自分自身に言った。
「自分が聖書で読んだことは本当だった。もう間違いはない。」
もっと言えば、神やイエス・キリストの存在を疑問に思ったり、
否定したりする余地はなかった。
この秘密の出どころはサイレーンだったが、彼女が嘘をつく理由はない。
私は恐怖で身震いした。
私は他の者に、彼らが長い間私に隠してきたことに、自分が気づいてしまった
ということを知られたくなかった。
その夜、私は全ての魔術とそれを実践することを止める決意をした。
たとえそれがどんな結果になろうとも。
まず最初に墓の世界から抜け出さなくてはならない。
私は他の誰も自分の考えに入り込ませないようにしながら、いつものように働くふりをした。
4時ごろ出口がある場所にやって来て、
目に見えない世界を閉じ、見える世界を開く、適切な呪文を唱えた。
私は魔術を行うことを止めにしたら、死ぬかもしれないということを分かっていた。
しかし、自分の深い願いは、死後に自分の魂が、永遠の刑罰を待つために
墓の世界の死者が住む場所に移されるのではなく、
あの3番目の人の魂が行く場所へ行きたいという願いだった。
しかし、自分の魂がすべての霊の王と共にいることを願うのなら、
私は本当のクリスチャンにならなければならないのである。
自分が死んだ後に、私の魂のためにイエスが天使を送ってくれるために。
墓の世界から戻るにあたり、私は牧師を探しに行った。
私は彼に、魔術の世界でやってきたことを全て話した。
また、どうしてそれを止めることになったかについて話した。
なぜなら、自分は本当のクリスチャンになりたかったからである。
牧師は驚いたが、その告白を止めさせることはなかった。
話の最後に、彼は自分の心に主イエスを個人的な救い主として
受け入れることをアドバイスしてくれた。
そして、司祭のところへ戻り、私に憑りついている力と守りを
彼に返すようにとアドバイスしてくれた。
牧師は私は死ぬことはないといって、話を終えた。
後にあのカトリック司祭に対して、私が彼に感じた失望と、彼の不誠実さについて、
また魔術を止めたいとの願いについて知らせた。
すると、彼は君に力と守護を与えているのは、私ではなく女神マハラシャシーであると言った。
全人生において、彼女のために働くことを要求する契約を交わしたのは、
彼女とである、と言った。
(中略)
人がもし本当に魔術を止めたいと思うのであれば、その人は若いうちに貧しくして死ぬ。
私が魔術を止めたいと奮起していた時、後に続くかもしれない全ての悲惨な
結果について気付いていなかった。
別の言葉で言うと、自分を彼女に縛っている契約を破棄して自分の力を返すために、
女神マハラシャシーの地にあえて踏み込むという危険を冒しているということに。
後で思い返してみると、女神の世界に旅することは自殺行為であった。
私は女神に会うことができなかったので、この世界に生きて戻ることができ、
その考え(力を返すために女神に会うこと)を捨てることができた。
代わりに、インドの神カイラシュ・ペイバ博士を呼び出すことを思いついた。
彼に自分の力と守護を返すためである。
(つづく)