天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

あらゆる霊と墓の世界の王(3)

私は7年間、地上とこの墓の世界で生きるのに、同時に時を費やしていた。
 
7年もの間、自分の全ての食事をとる場所はそこ(墓の世界)だった。
 
何故なら、最初に墓の世界の料理を味わった時から、自分達の世界で
 
こしらえた食べ物を食べることができなくなってしまったからだった。
 
私はまた死者の魂の受け入れサービスで働いていた。
 
そこでは死者の霊に対する、占星術の計算が行われていた。
 
またチェッキングサービスでも働いた。
 
実際に私は死んだ人の霊を追っていた。
 
彼らが墓を離れて、夜や酒場で生きている人達を煩わせないように。
 
死後さまよう人間の魂のことに関して、いくつかの説明をしてみよう。
 
それぞれの棺桶は、その肉体を占めていた魂を必ずしも伴っていない。
 
ある魂は墓において、体の中に入っていない。
 
これらの魂は後で来る人々(latercomers)と呼ばれる。
 
これらの魂は宙でいまだにさまよっている。
 
何故なら時が来る前に、彼らの体につながっているシルバーコードが切れてしまったためである。
 
墓にいるこれらの霊を運ぶのに、私は墓の十字架に刻まれた
 
~年~月~日に生まれ、~年~月~日に亡くなるといった、墓碑銘を用いていた。
 
このデータから私は彼らのホロスコープを作り出す。
 
すると彼らの星を決定することができ、彼らの星はこのさまよっている人間が
 
どこにいるのか情報をもたらしてくれた。
 
このことによって、さまよう魂を取り戻すために、一団の霊を送るのである。
 
彼らはまた一つの人間の集団である。
 
彼らが死ぬとき魂はその体に伴わない。彼らの周りにはミステリーがあった。
 
これらの魂のあるものは、赤ん坊であった。
 
それらの魂は墓の世界にやって来ないのである。
 
赤ん坊に関して言えば例外があった。
 
赤ん坊の魂は皆天国へ行くことになっているという事実があるにも関わらず、
 
墓の世界にいる赤ん坊の魂には、普通の赤ん坊はいないということに気づいていた。
 
彼らは原住民の医者や霊媒師によって、悪霊または魔術から得られた赤ん坊である。
 
しかし普通の赤ん坊は天国へ行くのである。
 
全ての人間が人類という訳ではなく、肉体をまとった悪魔である
 
人間もいるということを知らなければならない。
 
大抵新しい棺桶が墓に運ばれてくると、私達が彼を連れて行くまで、
 
死者の魂は棺桶の外側に佇んでいる。
 
この国での短い滞在の後、死者の住まいにずっといることになる。
 
しかし、ある日3体の遺骸が墓に葬られた。
 
だが、私は2つの魂しか佇んでいないことに気づいた。
 
もう一つの魂は何処にも見当たらなかった。
 
これは私の理解を超えていた。何故なら、棺桶の中の3つの遺体は
 
赤ん坊でも後から来る者の魂でもなかったから。
 
私は司祭がいるのを利用して、このケースについて質問した。
 
「何故赤ん坊の魂は墓の世界に来ないのか。また、この3番目の人の霊は何処にいるのか?」
 
どの機器も彼がさまよっているということを示していなかったからである。
 
司祭は私に哲学的な答えをくれた。
 
「これらの種類の霊はここには来ない。」
 
「原則的に、地上ではどの人間の人生も5つの要素から成り立っている。
 
それらは食べ物、衣服、富、名声、栄誉である。ここに来る人々の魂は、
 
地上でこれら5つの要素全てを楽しんで生きてきた者達である。
 
一方、人生において2つか3つだけの要素で生きてきた人々は、ここには来ない。
 
つまり、地上に留まっている間、質素で禁欲的に生きてきたということだ。」
 
「彼らはマスターと共に、人生の他の2つの要素を生きる望みを自分自身で捨てたのである。」
 
この司祭の答えは自分の興味を満足させるどころか、もっと興味をかき立てただけであった。
 
(つづく)
 
「The King of all spirits and the cemetery realm」という動画の訳です。