天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

近所の神社を訪ねる

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(「いやし」じゃなくて「いやと」と読みます)

いつかは寄ってみたいと思っていた、
自分の住んでいる所から一番近い神社を訪問してきました。

昨日から母が北海道から来てくれているのですが、
一緒に近所を散歩をしていた時のことです。

その神社の名前が、キリスト教的な響きを持っているような感じがしたので、
なんだか気になっていたのです。

ですがこの神社、小さくて目立たない上、
ずっと工事中で落ち着かない様子だったので、行くのを後回しにしていました。

母と社殿の手前でウロウロしていると、
社務所から作業服を着たおじさんが出てきました。

「この神社の名前って何て言うんですか?」

と一言声を掛けると、
この神社の宮司さんだったようで、神社について色々興味深い話をして下さいました。
実はずっと神主さんと話してみたいと思っていたのです。

「この線は正中線と言って、神様が通られる道です。巫女さんも跨いだり、踏まないように気を付けます。」

神社には大きく「国造り系」と「天孫系」があり、
国造り系の方が古く、この神社は前者だということでした。

この神社の成り立ちについては記録がなく、
周辺の集落と共に発展してきた、かなり古い神社だということでした。

これらは社殿にあった、ちょっと気になった物たちです。
きっとそれぞれに意味があるのでしょうね。

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神社にある鈴は、旧約聖書の幕屋で、
ユダヤの司祭が神様が来たことを知らせる鈴を身に付けていたことを思い出させます。

この神社には狛犬がいないことに気づいたのですが、
国造り系の神社には狛犬がいないということでした。

宮司さんは話好きな人らしく、「どうぞ上がっていってらして下さい」
と私達を社務所に招いてくれました。

この宮司さんは、伊勢にある皇學館大学で勉強されたそうです。
神道が学べる大学は、他にもう一つ国学院大学があるとのことです。

「珍しい本がたくさんあるでしょ」

と自分の本棚を指して言いました。そして神道に興味があるのなら、
神道のいろは」という本を読むといい、と教えてくれました。

宮司さんは60歳近くまで神職と掛け持ちしながら、郵便局の所長としても働かれていたそうです。

ですが、だんだんと神社が廃れてきてしまい、
これはいけないと思って、郵便局の仕事を辞め、
今年から神職の方に専念するようになったとのことでした。

この宮司さんのように、一般人と同じように仕事を持つ傍ら、
神主として働くという人は多いのだそうです。

そういえばユダヤのラビも、そういうスタイルだったよなあ・・・

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「ここの神社の紋は左巻きですが、神社の紋には右巻きと左巻きがありますよね?
これは何を表しているのですか?」

と尋ねると、

左巻きは上に上がり、右巻きは下に落ちる」

と言い、神羅万象の摂理を表しているのだと説明してくれました。

神社の教えは一つでない。何故ならその人の経験を通して掴んだものが教えとなるから、
そこそこの神主によって、幾通りもの解釈があるのだと仰っていました。

神道も仏教もキリスト教も、突き詰めればみんな一つに繋がっていると。

にこやかな宮司さんですが、必要とあらば私も一線を画すし、
場合によっては刀を抜く覚悟もある、と言われました。

「『ちはやぶる』という言葉があるでしょう?
これは神様の持つ刀から、血が流れる様を表す言葉なんですよ。」

荒ぶる神の性質ですね。

神社には一般人が入ってもいい所と、
宮司といえども立ち入ってはならない、「神域」があると言われました。

「昔熱田神社で、数人の人が『神宝あらため』をした時、関係者が皆不可解な死に方をしたんですよ。」

ちょっと日ユ同祖論の話になりかけたのですが、

伊勢神宮には五芒星の紋があり、そういう話もある。」

と言葉少なに言われました。

そして「モンゴルのDNAは日本人と一致しており、一番近いという話ですね。」
と仰いました。

もっと突っ込んで話をしたかったのですが、この話題はここまでになりました。

この方と話してみて、とても霊的なものというか気持ち的なものが一致する、と感じました。
向こうもそのように感じてくれていたと思います。

帰り際、「また寄って下さいね」とにこやかに言われ、
私の住んでいる所はどこですか、と聞かれました。
そして、そこはこの神社の氏子にあたる場所だと仰られました。

その言葉に、氏子に対する責任や優しい眼差しを感じました。

そして最後には、お茶とお札、水晶のお土産までもらってしまいました!

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これは境内にあった樹齢不明の巨大な樫の木。
この神社の古さを物語っています。



(おまけ)

今日はもう少し離れた所にある、別の神社にも行ってきました。
以前教会の帰りに、七夕の短冊をぶら下げて来た所です。

そこの狛犬達。

左の一角獣。
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右の獅子。
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なんだか漫画チックな表情でユーモラスですよね。