天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

山が動く信仰(勝矢忠さんの証し)

この前の礼拝の帰りに、教会の玄関のカウンターの下に
本が並べてあるのを発見しました。

その本の題名は「主は生きておられる」。

著者は勝矢忠さんという方です。

手に取ってみて、まず初めに
「なんだこの新興宗教みたいな本は?!」
と思ってしまいました。

カバーの絵のセンスが悪く(失礼!)
まるでスピリチュアル系の団体が出版したような雰囲気。

無料の本だったので、
暇つぶしに読んで冷かしてやろうと家に持って帰りました。

そうして読み始めたら止まらなくなって、
そのまま真夜中まで一気に読んでしまいました。

勝矢さん自身によると、
若い時は刑務所のお世話になる位の悪人だったのが、
死に目に遭い、地獄に落ちかけ、神様の名を呼び救われてからは、
神様の証人として生きる人生に変えられたということです。

結核から死線を彷徨い、肉体から魂が離れかけた時、
死後は無じゃない!!と強烈に感じたそうです。

「神様助けてください!生きていて良かったと思わせて下さい!」

という悲痛な叫びの直後、
天から強力なエネルギー(聖霊?)が注がれ、
死へと引きずり込まれる寸前に息を吹き返したそうです。

その時から不思議と他の宗教が言っていることが真理ではなく、
聖書の神様だけが正しいお方だということが、自然に分かるようにになったとのことです。

勝矢さんの強烈なキャラクターと、型にはまらない信仰のゆえ、
神学校や伝道団体からは爪弾きにされ、
ほとんど一人で伝道されていたようです。

しかし常に神様の御声を聞いておられたようです。

勝矢さんは神様のことを人々に証するように、
神様から直接ピックアップされた人だったのでしょう。

伝道師になることや人前で証することはとても嫌だったそうで、
神様に強要されたからそうしたんだと何度も書いておられました。

そういうことは、色んな伝道師の方が同じようなことを言っておられますね。

面白いエピソードに、ある時山に向かって動けと祈ったら、
数年後に本当にその山が無くなっていたそうです。

山よ動いて無くなれ!と試しに祈った後に、
さすがに自分の祈りに照れたと書いてありました。

また、いきなり小さな会社の経営者にさせられてしまったが、
帳簿のことが分からなくて、毎朝神様とミーティングしたというエピソードもありました。

神様に帳面を見てもらっているうちに、何も営業をしないのに
お客さんが向こうからやって来るようになったのだそうです。

この本がとても感動的で面白かったので、
誰かにあげたいと思い早速母に送りました。

そうしたら母もすごくいいと言ってくれて、
同じように周りの人にあげたいと言いました。

母の方から本の奥付にあった発行人(和歌山県に住んでおられる方)
に電話してもらったのですが、勝矢さんは今年亡くなってしまったということでした。

この本は勝矢さんご自身ではなく、
その発行人の方が自費で出版されたとのことです。

周りにとても好評だったそうで、
請われるままに送っていたら、あっという間に無くなってしまったとのことでした。

なのでそのうち出版して販売するかもしれないとのことです。

もっと詳しく紹介したいのですが、今日はここまで。

皆さんの教会にもこの「主は生きておられる」一部置いてあるかもしれません。
見つけたら是非読んでみてくださいね。