さっき他の方のブログの記事を読んでいたら、
私がメトロであった被害は、恐らく「カードスリ」の手口だったんだと分かりました。
この時、財布に一緒にカードも入れてあったのですが、
それは見えなかったためか、男はコインだけ持って行ったというわけです。
この時カードを手渡し、暗証番号を教えたら最期、
カードを持ち去られた可能性大でした。
これは日本人がよく現れるオペラ座界隈で頻発している手口だそうです。
メトロの改札口を飛び越えたり、こじ開けて中に入る人間が日常のようにいる、と
初日に空港まで迎えに来てくれた日本人スタッフが言っていましたが、
まさにその通りでした。
これは地下鉄やRERと呼ばれる地下鉄道の構内に、スタッフが常駐しておらず、
警備体制が非常に甘くなっていることが原因のようです。
券売機もカード又はコインのみしか使えない機種が多く、
そのため、私達のようにもたもたしている外国人観光客をよく見かけました。
メトロの雰囲気も暗くて汚く、やばい雰囲気が漂っていました。
昔のニューヨークの地下鉄って感じ?
何よりも、駅のスタッフが改札口にいないということが、
一番おかしなことかもしれない。
ちなみにヨーロッパの鉄道は、駅構内に誰でも入れるようになっているんですよ。
だからスリや無銭乗車が頻発するのもあたり前だと思いました。
列車内でも眠り込んだり、自分の荷物からは目を離すことができないのです。
乗り込んでからの切符のチェックも、する時としない時がありました。
この時にトイレに隠れたり、他の車両に移ったりすれば、
難なくやり過ごして、無銭乗車することができると思いました。
日本のように、チケットを買わないと構内に入れないというシステムを作れば、
犯罪は少なくなると思うんですが、そのように変えるのにはお金がかかるから
やらないんでしょうか。
(写真はモンマルトルの丘のパフォーマー兼物乞い)
(つづく)