天国への一歩

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【再掲】教皇制の廃止宣言(2)

(ケヴィンさんへのインタビュー)

ITCCS独占レポート - 2014年4月25日
コモンローニュースサービス(CNS)を通じて発信


マーストリヒトとローマ


昨年の復活祭の日曜日、マルティン・ルターが九十五箇条の論題を掲示したのと同様の行動で、イタリア国外最古のカソリック教会の扉に檄文を掲げ、一つの時代の終わりと、別の時代の誕生を告げた人物がいる。

ルターのように、ケビン・アネットは、地球上で最も古い企業であるローマ教会との生死をかけた闘いに巻き込まれた、反逆の聖職者である。しかし、棄教した修道士とは異なり、アネットはその教会を改革するのではなく、その「救いがたい犯罪性」のために完全に廃止することを目指す運動の代表者である。
そして、その廃止がこの日曜日に発表された。

ケビン・アネットがセント・マーティン・カソリック教会のドアに掲示した宣言文は「マーストリヒト宣言」と呼ばれ、国際法と「天の法」の両方を持ち出してローマ教会の法的・精神的廃止を宣言している。この宣言は、ローマ・カトリック教会が主張する法律と正統性のもとで、その権威を事実上無効化するものである。

しかし、アネット牧師の行動の波紋は、ローマをはるかに超えている。
今日、バチカン犯罪の目撃者と会っているスペインでインタビューを受けたアネットは、次のようにコメントしている。

「現代のバチカンはイタリア・ファシズムの創造物であり、1929年のラテラン条約によって、ローマ・カトリック教会という、事実上、法的には架空の、犯罪組織である近代法人が設立されたのです。その犯罪組織は、ナチスドイツに始まり、現在のグローバルな新世界秩序につながる、現代のコーポラティズム時代の恐怖を産み出すのに貢献したのです。ですから、ローマ教会を法的に、また霊的に解体することは、そのコーポラティズムの秩序と、企業、政府、民間法廷など、世界中の事実上の専制的権威のすべてを解体することでもあるのです。」

「言い換えれば、マーストリヒト宣言は、平等と平和の神の法の優位性の下で、地球上に合法的なデジュール社会を再確立するための、すべての人々への呼びかけなのです。」

1929年2月のある暗い日にローマで事実上始まったことは、バチカンがあからさまな犯罪シンジケートとして活動する条件が、国際法の条件の下で合法的に否定された、このイースターの日曜日に終わったのである。つまり、教会は事実上の権力として機能し続けるかもしれないが、自らの財産、富、法律に対して、何の権利もない不正な犯罪組織としてそうしているのである。

この新しいステップは、ケビン・アネットによる20年にわたる児童の殺害と人身売買を暴露し阻止するキャンペーンに対し、何を意味するのだろうか?

アネットは、「これは全く新しいゲームだ」と言う。「これはもう、死にゆくシステムに責任を負わせるということではなく、新しい契約によって、全く新しい世界を作るということなのです。」

「教会と国家を裁判にかけると、システム全体に宣戦布告することになる。ナポレオンが言ったように、中途半端な革命は墓穴を掘るだけだ。だから今、私たちはコモンローの裁判所の判決を執行するために、自分たちの平和維持活動家だけでなく、人類を動員して、私たちと子どもたちの未来を破壊する犯罪者から、私たちの世界と法律を取り戻す必要があるのです。そしてそのためには、すべての人間関係を再契約する必要があるのです。」

「だから本当は、もう合法的な権威は存在しないし、私たちはそのどれにも忠誠を誓う必要はないのです。そのような権威を、私たち自身の間で、一から作り直す必要があるのです。だから新約と呼ぶのです。そして、それをマーストリヒト宣言で始めたのです。」

この新しい契約運動には、法的なものと精神的なものの2つの側面がある。アネットは、これらの前線を「解放の2本の腕」と呼んでいる。

「人類は内側から病み、死につつあります。それは、私たちが生まれながらの主権を忘れ、被造物や創造主との絆を忘れてしまったからです。誰も他の人のためにその絆を仲介したり作り出したりすることはできず、正義は、公正で高潔な男や女になる個人的能力のない、空虚な殻となるのです。ベンジャミン・フランクリンは、高潔な人々のみが自治を行うことができると言いました。なぜなら、個人の腐敗には必ず政治的な専制政治が伴うからです。だから、新しい契約では、自分自身を新しい法律と新しい精神の両方として認識し、一方が他方を支え、養うものなのです。」

マーストリヒト宣言の後、この再誓約運動、コブナンツは、既存の権威からの独立を宣言した土地に、コモンロー法廷と自治の共同体を設立するために活発に活動している。新しい世界の種として、コブナンツは、国際コモンロー裁判所とその法廷スポンサーであるITCCSとともに、現在21カ国で活動している。

ケビン・アネット氏は、明らかに幸せそうである。

「長い夜だったが、夜が明けるのはいいものだ。」