天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

2025夏 神の歌による気象操作(3)

 

クッチャロ湖の波止場


稚内から浜噸別へとひた走り、白鳥の飛来で有名な、クッチャロ湖畔のホテルに宿を取りました。日本の北端とはいえ、思いの外暑かったので、窓を少しだけ開けて寝ることにしました。

その夜、風でずっと窓がガタガタと音を立ており、カーテンがバタバタ言っているのを聞いていましたが、ついに嵐となり、雨が降り出しました。

「きっと稚内でうかつに挨拶した奴らが、浜頓別まで追いかけてきたんだ。」

今回の旅行期間中は雨の予報は出ておらず、天気的にはうまく切り抜けられると思っていました。不慣れな道の運転でも、まあ大丈夫だろうと。

帰りの道は難儀すると予想されたので、朝起きた時に神の歌を湖畔で歌ってみるかと思い立ちました。

朝食後、ザバザバ降る雨を傘でしのいで、ホテルから出て湖畔に下りていきました。波止場の先端の所まで歩いて行き、「主の祈り」と「おおくのかむり」を歌いました。しかし、雨の降り方や風の吹き方に何の変化も起きませんでした。

「ダメだこりゃ、もう遅いわ」

神の歌が効力を発揮するのは、嵐が来る前に、あらかじめ歌って準備しておいた時なのです。恐らく神様はご自分の軍隊の動員にも時間を要するのだろうと、冬の嵐の時に学んでいたので、こんな付け焼き刃な神の歌で助けてもらおうなんて虫が良すぎると思い、あっさりと諦めました。

それからのドライブは雨と風との追いかけっことなりました。オホーツクラインは見晴しが良く、素晴らしく整備され、雨でも快適に走れました。

やがて、この旅の第二の目的地である興部(おこっぺ)に到達し、休憩をはさんだ後、今回のドライブをスタートした名寄(なよろ)まで、沿岸から内陸に向かう峠道を、雨の中一気にひた走りました。

名寄のレンタカー屋に車を返却し、旭川に向かう電車に乗り込みました。旭川にさしかかった時、上空を見ると、なんと、そこに黒雲の形で巨大な竜がでーんと控え、こちらを睥睨(へいげい)しているのが見えました。その存在は

「ふははははは!もう遅いわ!」

と言っているように見えました。

「ああ、神の歌を湖の端でチョボチョボ歌っている自分を上から見て嘲笑ってたんだな」

この構図はまるで漫画みたいだなと思いました。

旧約聖書に大天使ミカエルが「ペルシャの君と戦ってくる」というセリフが出てきますが、「君」=「サタンの仲間」=「巨大な力ある龍」なのではないかと思っています。自分が気づいた龍は、旭川の君なのだろうかと思いました。

電車で札幌まで揺られて自宅に戻り、テレビを付けると、自分たちが花火大会を楽しんだ豊富町の中心部が、なんと洪水となり、水に浸かっていることをニュースでやっていました。

インタビューを受けた人は、「今までこんな経験はしたことがない」と言っていました。

「・・・あの道、花火大会の会場に行く時に歩いたよな」

過去の分を含めて雨雲レーダーを観察しましたが、道北の豊富町〜稚内の道北ラインにかけて、ここ数日、集中的に多雨と線状降水帯の憂き目に遭っていることが分かりました。

稚内にいた空の主(ぬし)達は、人間に対し攻撃気味になっていたのか、それともこの変な嵐は、中国側の気象操作によるものなのだろうかと考えました。

お盆休みが終わり、仕事に行き始めた頃、夜になんだか冷えるなと思っていたら次の朝、熱と喉の痛みと咳とを発しました。最初風邪かと思っていましたが、数日かけて喉の痛みが4段階位に変化していったことから、これはきっとコロナだ!と思いました。

(つづく)