天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

黙示録の階層の詳し目の説明(5)

それからローマカトリック教皇は、ダニエルの小さな角(ダニエル7:20)についての預言を果たしました。

ローマ皇帝が取り除かれた時、ローマ帝国はダニエル7章の獣の10の王国、10つの角に分かれました。

それからサタンは、ローマの教皇である小さな角を起こさせました。

彼らは、彼らの権威に屈しなかった王国のうち3つ(ヘルリ王国、ヴァンダル王国東ゴート王国)を

引き抜きました。

【通説への反論】

ダニエル7章の小さな角は、多くの牧師が教えているように終わりの時に当てはまりません。

ローマ皇帝はテサロニケ2章の拘束者であり、それが除かれると教皇たちは権力を握ることができました。

パウロは私達に、ローマ皇帝が取り除かれた後に、滅びの子が現われるであろうと言っています。

彼らは教皇たちが権力を握ることを禁じていましたが、彼らが取り除かれたことで、

教皇は権力を握ることができました。

パウロは、ローマ人からさらに迫害を招く恐れから、取り除かれるのはローマ皇帝であるとは

書けませんでした。

【通説への反論】

引き止める者は、終末の時に現れる一人の反キリストを拘束し、

想定された7年間の艱難の期間中に、取り除かれる聖霊ではありません。

それが聖霊であれば、パウロはそのように言ったでしょう。

その代わり、パウロが彼らと一緒にいた時に彼が言っていたことを思い出させました。

教皇は、神であることを宣言し、神の宮に座っている、第2テサロニケ2:3-4を満たす

滅びの子です。

ローマの教皇、すなわち滅びの子(第2テサロニケ人2章)は、A.D.538年に東ローマ帝国

皇帝によって権限を与えられました。

神の神殿は物理的な建物ではなく、キリストの文字通りの体、彼の教会です。 (エペソ2:19-22)

パウロが神殿という言葉を使う時はいつでも、ギリシャ語のnaosという言葉を使いました。

これはキリストのからだを指しています。

パウロが手紙を書いた時点ではまだ物理的な神殿が立っていたので、

もし彼が物理的な神殿について言及していたのであれば、それはそれであったでしょう。

教皇はクリスチャンであるふりをし、神の神殿の真っ只中に神のように座り、

自分が神であることを示しました。

教皇レオ13世は「私たちはこの地上に全能の神の地を握る」と宣言しました。

教皇ピオ5世は「教皇と神は同じであり、天と地にすべての力を持っている」と冒涜しました。

教皇たちは(神の神殿である)聖徒たちの間に座り、自分達が神であるような

冒涜的なことを宣言し、罪を許します。

ダニエル、パウロヨハネは皆、ローマの教皇たちについて説明しました。

ダニエル7:8 「よく見ると、この角には、人間の目のような目があり、大きなことを語る口があった。」

第2テサロニケ2:4 「彼は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、

その上に自分を高く上げ、神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言します。」

ヨハネの黙示録13:5 「この獣は、傲慢なことを言い、けがしごとを言う口を与えられ、

42ヵ月間活動する権威を与えられた。」

【通説への反論】

私たちは、ほとんどの牧師が教えているように、終わり時に滅びの子が現れるのを

待つものではありません。

彼は最後のローマ皇帝が476年に取り除かれた後、538年に権力を握りました。

ローマカトリック教皇がローマで権力を握ったとき、致命的な頭の傷は癒されました。

ローマ皇帝はその異教の宗教の中で、ポンティフェクス・マクシムス(Pontifex Maximus)と

呼ばれる大祭司でした。

皇帝が除かれた直後に、ローマカトリック教会は、東ローマ皇帝ユスティニアヌスが、

教皇をすべての教会の長にする命令を出した時、宗教的および市民的権力を獲得しました。

教皇たちは教会と国家の支配者としてポンティフェクス・マクシムスの称号を取り、

致命的な頭の傷は癒されました。

【通説への反論】

致命的な頭の傷は、多くの牧師が教えているように、一人の反キリストが殺されて復活する

最後の時代を表しているのではありません。

ダニエルとヨハネは、ローマカトリック教会が聖書を538年から1798年までの1260年間

迫害したことを記しています。

ダニエル7:25「聖徒たちは彼の手にゆだねられるであろう。」

ヨハネの黙示録11:2「彼らは異邦人(背教者のローマカトリック教会)に与えられ、

聖なる都(聖なるエルサレム、メシアの教会、黙示録21:9-10)を四十二か月の間踏みにじる。」

ヨハネの黙示録11:3「それから、わたしがわたしのふたりの証人に許すと、

彼らは荒布を着て1260日の間預言する。」

教皇教会に迫害されたので彼らは荒布を着ていました)

ヨハネの黙示録12:13-14「自分が地上に投げ落とされたのを知った竜は、男の子を産んだ女を追いかけた。

しかし、女は大わしの翼を二つ与えられた。自分の場所である荒野に飛んで行って、

そこで一時と二時と半時の間、蛇の前をのがれて養われるためであった。」

黙示録13:5-7 「この獣には、また、大言を吐き汚しごとを語る口が与えられ、

四十二か月のあいだ活動する権威が与えられた。 そこで、彼は口を開いて神を汚し、神の御名と、

その幕屋、すなわち、天に住む者たちとを汚した。 そして彼は、聖徒に戦いをいどんで

これに勝つことを許され、さらに、すべての部族、民族、国語、国民を支配する権威を与えられた。 」

いくつかの預言では一日は一年に等しいです。

上の預言の場合、ローマ時代の教皇による暗黒時代と異端審問の間に、

メシアの教会を排除しようとした1260年の間に、預言の1260日が達成されました。

ダニエル12章では、メシアが、彼を拒絶し殺害するために引き渡したユダヤ人に対して

復讐をし尽くしたとき、約1290日及び1335日の日が与えられました。

ユダヤ人の神殿は、マタイによる福音書24章に予言されていたように、破壊され、

エルサレムは荒廃し、110万人のユダヤ人が、飢饉、疫病、内紛、自殺、十字架と

ローマの剣によって死にました。

【通説への反論点】

約1260日の預言はすでに成就しているので、大部分の牧師が教えるように、

未来に起こる約3年半の艱難の時期ではありません。

(つづく)


■Bible Prophecy Made Easy からの訳です
http://revelationtimelinedecoded.com/bible-prophecy-made-easy/