天国への一歩

神・霊・魂、霊の見分けの話題。キリスト教信仰が出発点です。

ネフィリムと終末(1)

月に1~2度起こる個人的な終末の沙汰が終わり、やっとここに戻って参りました。このグチャり感。「わが道を歩む者らは、無駄に労することもなく‥‥」という神様の言葉とは、いかにほど遠い人生を送っているかが分かる。

最近は大分(ネット上では)人口に膾炙されてきた感がありますが、再びネフィリムのことについて。この存在を知っておくのも大事な知識の一つだと思うので、ここに取り上げてみる次第です(単にこの話題が好きなだけという説も)。

「ネフィリム」とは何かというと、古代に存在した、堕天使と人間の混血によって生まれたとされる巨人のことです。聖書の創世記や民数記の中にもその存在についてちらっと書かれていますが、バシャンの王オグやゴリアテなどが有名なネフィリムではないでしょうか。「レファイアム」という名前も旧約聖書に出てきます。こちらはネフィリムの別名です。「ネフィリムは古代の王であり、名高い勇士達である」とも書いてあります。

毎週土曜日に行っている家庭礼拝で、現在ヨシュア記を読んでいるのですが、先日「アナク人」が出てきました。この民族もネフィリムの末裔のようです。モーセ亡き後、勇敢な戦士ヨシュア(エフライム族!)とカレブが、次々とカナンの地に住んでいた異民族を滅ぼしていくのですが、これら異民族の中にネフィリムもいたと書いてあります。出エジプト後にイスラエルがカナンの地を攻略していったのは、こうしたネフィリムの末裔達を殲滅するためでもあったようです。

以前紹介した「ヤコブの最初の黙示録」には、イエス様がイスラエルの地は多くの「アーコン」が住む所だから、ヤコブにそこを離れろと言っているような箇所がありました。もともとイスラエルと周辺地域は、超古代には文明がものすごく栄えていた場所であり(母情報)、堕天使の性質を受け継ぐネフィリムらが多く棲み、それらの繁栄がもたらされていたのではないでしょうか。エジプト文明のハイテクぶりからも垣間見えるように、今は乾いた荒野となっているこの地には、我々が想像する以上の高度な文明があったのではないかと思われます。そんな堕天使の性質を受け継ぐネフィリム達が亡くなれば、今度は悪い霊となり、神の元へと帰ることもできず、その地にへばりつくようになっていったと想像します。

イスラエル旅行をしたクリスチャンのおじさん達の話をいつも思い出すのですが、イスラエルの国境を一歩またぐと、空気がどよーんと変わるそうです。明るくカラリとしたイスラエルと比べ、いかにこの土地が神様の特別な守りの中にあるかが理屈抜きで分かったとのことです。イエス様とヤコブのアーコンの話からも鑑みて、イスラエルとその周辺は、本来、「あらゆる汚れた鳥の巣窟」のような、歴史の因縁に満ちた汚れた土地でもあるのでしょう。

スエーデンボルグの報告によると、ノアの大洪水が神様によって起こされたのは、巨人や巨人の霊が地球上に蔓延り、人間を食べたり人に悪さをしたりして、世界が酷い状態になったので、その状態をリセットする必要があったのが真相であって、人間が悪くなったことが主な理由ではないとのことです。

それを考えると、「世の終わり」=「地球の破滅」と誤って考えられがちな終末のイベントは、ネフィリムやそれらを起源とする悪霊達の存在が栄え、蔓延ることに対し、神様が定期的に大きな区切りをつけるタイミングだと考えられるのではないでしょうか。そうした神様の悪い者達を淘汰する働きに、善良な人間が巻き添えを食らってはいけないので、事前に与えられている黙示録のイエス様の言葉が効いてくる訳です。

ところで最近「カンザスシティーのロジャーさん」という方の作った動画がエデンメディアという番組の中で紹介されているのを見ました。かつてネフィリムがこの地に存在したことにも通じるような、驚くべき情報です。画像認識力の高いロジャーさんは、チベットのカイラス山の南側にある台形の丘陵に、高さ60メートルはあろうかという、巨大なヒンドゥーの神々の像が、踊りくねるようにして刻まれていることを発見されたのです。そこはギリシャのアテネ神殿のような作りになっており、像がずらりとこちらを向いて配置されているのです Mount Kailash Megalithic Gods Discovered - YouTube 。これを見て、この人里離れた山岳地帯に、人を畏怖させる巨大な像を並べ、何か宗教的なセンターを営んでいたのではないかと思いました。

聖書では、ネフィリムのことはほんの掠める程度にしか書かれていません。この存在については、アカデミックな世界からはほとんど無視されているようです。しかし世界各地で巨人の骨が次々と見つかっている事実から、我々が想像するよりも、もっと地球規模で彼らの繁殖が起こっていたと考えられます。

カンザスシティのロジャーさんは、他のGoogleアースの写真を使った検証の動画で、ヒマラヤ山脈やインドのメルー山、パタゴニア地方など世界各地の山岳地帯に、今もなおネフィリム的存在が生活しており、彼らが作った人工物があることも言っておられました。彼らの乗り物かどうか分かりませんが、カモフラージュのため生体を模したUFO的な乗り物まで存在することも発見しておられます。

冒険家のテオドール・イリオンが書いた「チベット永遠の書」という本を読むと、これら人の手が簡単に及ばない人跡未踏の地は、どうもネフィリム的存在の本拠地となっているように思えてきます。「この世」を悪魔の支配する世界だとすると、地獄と地上を繫ぐコントロールセンターが、チベットやヒマラヤの奥地に存在しており、悪いネフィリム達の末裔が、それらを営んでいるように思えます。彼らの活動は、霊的分野でも、超高度な科学的分野においても行われているようです。イリオンの書いたこの書からは、創造主なる神の側につく聖人達がネットワークを組んで、こうした悪い者達の影響から人間界を守ってくれている図式も見えてきます。

そうすると、「世の終わり」のイベントは、「ネフィリム的存在がこしらえた世界の終わり」と読み替えることもできそうです。これまでネフィリムについて分かったような気になっていましたが、もう一度彼らについて整理してみるのと、終末の出来事に彼らがどう関わってくるのかを見てみたいと思いました。そこで次回は、海外のネフィリムを研究している方の記事を紹介しようと思います。

(つづく)